■ガボンのゴリラ
この5月の連休に、私はアフリカのガボンに行っていました。JICA(国際協力機 構)とJST(科学技術振興機構)の支援によって私たちが実施してきたプロジェ クト「野生生物と人間の共生を通じた熱帯林の生物多様性保全」の成果を踏まえ て、国際シンポジウムを開催するためです。2日間にわたって行われたシンポジ ウムは政府や大学関係者だけでなく、多くの一般の人々が参加し、新聞やラジオ にも取り上げられて大盛況でした。私たちのプロジェクトに多くの人々が関心を 持ってくれて、とてもうれしく思っています。

パパとその家族
プロジェクトの目的は、熱帯雨林が国土の85%を占めるガボンの生物多様性の実 態を明らかにし、民産官学共同でその保全のための方策を立てることにあります。 その重要項目として、野生のニシローランドゴリラを対象としたエコツーリズム の企画があります。日本モンキーセンターにも人気者のタロウがいますが、実は タロウをはじめとして世界の動物園で暮しているのはほとんどすべてニシローラ ンゴリラです。ところが、最近まで野生の暮らしがわかっているのは別の亜種マ ウンテンゴリラだけでした。ニシローランドゴリラの方が早く発見されて次々に 世界の動物園に送られたのに、長い間人間に狩猟されてきたために敵意が強く、 なかなか人付けができなかったからです。

ガボンのゴリラ彫刻


この10数年、私たちはガボンのムカラバ国立公園でニシローランドゴリラの人付 けに取り組み、やっと身近に観察できるようになりました。マウンテンゴリラと は違う彼らの行動や生態について、新しい発見が相次いでいます。私たちの試み はガボンでもしだいに有名になり、私たちが名付けたパパ・ジャンティ(やさし いパパ)というオスゴリラの名前を知っている人が増えてきました。今度ガボン を訪問して驚いたのは、今までになかったゴリラの民芸品が店頭に並びはじめた ことです。しだいにガボンでも、ゴリラが人々の愛すべき存在になってきたよう な気がします。モンキーセンターでもこの活動の様子をお知らせしようと思って いますので、楽しみにしていてください。

2014年5月22日
日本モンキーセンター博物館長 山極寿一



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※日本の動物園等で飼育されている霊長類の種数は102種類です。(2015年3月31日時点、GAIN調べ。種間雑種その他の分類不明なものは除く。)
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業種:展示 動尾第510号 業種:貸出し 動尾第509号 登録:平成19年5月31日 有効:平成34年5月30日 取扱責任者:木村直人