先日、屋久島へ5日間の研修に行って来ました。
「1ヵ月に35日雨が降る島」と言われているほど雨が多い屋久島ですが、
今回は晴れの日と雨の日があり、そのどちらもサルを観察することができました。
11月上旬の屋久島は、雨が降ってもそこまで冷えることはなく、
日が差すと汗ばむほど暑かったので、木陰となる山の中はとても快適な温度でした。

(西部林道にて、上:晴れ 下:雨の日の様子)
天気の良かった2日目は、西部林道で発見した群れを追いかけて、
山の中へ入りました。
採食をしながら移動する群れの様子や
山の中でそれぞれがくつろぐ姿が観察できて、とても貴重な体験でした!
山の中は、絡み合うツタと岩にびっしりと生えた苔が印象的で、
群れの移動ルートには、エサとなる木の実がたくさん落ちていました。

(アコウの実、イチジクの仲間)
他にもカニを食べた跡やジョロウグモを食べる姿も確認できました。
色々とバリエーションがあり、観察していてとても楽しかったのが、
枝を持っている姿です。

(手に持って皮を食べる)

(Y字の枝を手と足で固定して皮を食べる)

(乗っていた枝が折れてどうしようか考え中)

(大きな枝を持って追いかけっこ)
枝は、いつでも手に取って食べたり遊んだりすることができるので、
サルにとって身近なものなんだと改めて感じました。
まだまだお伝えしたいことはたくさんありますが、
今回はこの辺で!
園内で枝を持っているサルがいたら、ぜひ、しばらく観察してみて下さい!
色々な行動を見ることができるかも・・・!?