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映画の野宿をする場面でよく焚き火をして眠る場面があります。焚火は暖をとったり調理をしたりするにも必要ですが、ケモノから身を守ることが主な目的のようです。元来、野生動物は野火から身を守るよう“火を避ける”本能を備えているからです。ところが今から45年前の冬、1頭のヤクニホンザルが職員の暖をとる焚き火にあたりにきたのです。この焚き火はその年、大変な被害を残した伊勢湾台風で倒れた木々を処分するものでしたが好奇心の強い若者サルが次々と焚き火に集まり、いまでは100頭以上いる全てのヤクニホンザルが冬至から始まる焚き火に集まるようになりました。2月下旬まで焚き火をしますが終り頃になると皆、何処彼処が焦げているようです。そしてもう一つの楽しみ、ホクホクと湯気の上がる焼きたての焼芋を一斉にほおばる姿はすっかり犬山の冬の風物詩となりました。
世界遺産の島、鹿児島県屋久島にのみ生息する、文字どおり世界遺産のサル、ヤクニホンザル達が焚き火にあたる姿を含め、これらの様子はWebカメラでも24時間365日ライブ映像でご覧いただけます。
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※ この文章は名古屋鉄道株式会社社内誌「れいめい」に、申年
にちなんで(平成16年4月から平成17年3月まで)連載された
原稿をもとに、加筆修整したものです。 |
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