アフリカセンター・マダガスカル担当:坂口
Waoランドのレックスくん。人への警戒心が、他のワオキツネザルより全然低いんです。不思議な感じがする理由は…、
小さい頃、飼育員がお母さんの代わりをしたからです。
人工哺育(じんこうほいく)と言います。「保育」ではなく、「哺育」なんですよ。
人に慣れてしまうと、うまく群れに戻れなかったりするので、甘やかさないように注意が必要です。ワオキツネザルは、産まれたばかり体重60グラムくらい。手のひらに乗るくらいの大きさです。心を鬼にして、ナデナデしたいのを抑えます。可愛いですけど、将来を考えて我慢する日々は3ヵ月続きます。
今は、親から離さないよう「介添え哺育」を行います。産まれてから3ヶ月は、母親にくっついて学ぶことが多いから大切な時間です。
色々な理由で母親が子を育てれないとき、ミルクだけ与えて、それ以外の時間は母親の近くで生活させます。その方が良いと思います。
でも、レックスくんは不思議。




どーした、レックスくん!?
今日も独特の存在感です。