歴史を刻んでいる

北園担当:舟橋

 

 

猿JOY!ファン感謝祭用にいくつかイラストを描いたのですが、どこにも紹介したことが無いような、細かすぎて伝わらない個体を描いたものがほとんどだったので、最終的にカニクイザルになりました。みなさま愛してくれてありがとうございます。

 

 

 

この枝を持って暴れてるチモシーを再現した『復讐のチモ次郎Tシャツ』とか、「我ながら再現度たけーな」とか思ってましたけど、

「チモシーは左腕が少し不自由です」とか「その割に枝を振り回す器用者です」とか「棒を持って暴れてるチモシーを『復讐のチモ次郎』って呼んでます」

って舟橋語録を色々と説明しなければならない部分が、とても多かったのが面倒くさかったので辞めました。

 

 

 

さて、本日はモンキーバレイのサルおせちの日です。

「奴らにはたき火があるから・・・」で今まで流されてきたので、実は初めてのサルおせちだったりします。明けましておめでとうございます。

ヒヒの城のおせちの飾り付けが30分くらいで終わったので、30分くらいで終わるだろとか舐めてましたが、

モンキーバレイのおせちの飾り付けは3時間くらいかかりました。凄い部分は大体が石田さん作です。

 

 

 

プレゼントする直前で来園者の方に見つかって、「あ、このヤクシマザル?の顔は舟橋作ですか?」と聞かれました。

行間を読むにおそらく、この「あ、」は『驚愕じゃなくて嘲笑』ですね。ありがとうございます。

 

 

 

ちなみにこのサルおせちのメインは謹賀新年でもなく、厄去るでもなく、もちろんヤクシマザル?の顔でもなく、この門松です。

 

食べられる門松。

 

どんなおせちにしようか悩んでるときにTwitterで「ヤクシマザル」って検索したら、とある動物園がヤクシマザルに食べられる門松をプレゼントしているのを目撃しまして、それをパクらせていただきました。ありがとうございます。

 

 

 

制作風景についてはパンを捏ねているだけなので特別なにかあるわけではありませんが、小麦粉6kg、ドライイースト60g、お湯4Lちょい、それとレーズンを適当量使っています。

砂糖塩タマゴバター不使用です。黒い部分は黒ゴマパンです。

 

 

 

これを、火元責任者の根本さん親子監視のもと、たき火で焼きました。上から「ちくわ焼いてる!!」ってガヤが飛んできましたが、これはパンです。それは悪口です。

 

 

 

で、それを飾ったものがこちらになります。

え、減ってね?って思われたかもしれませんが、正解です。

75%は焼いてる間に崩れたり剥がれたり盗まれたりして、ヤクシマザルのお腹に入りました。

 

 

 

140頭分あって激重なのに、加えて周りに140頭の刺客がいる地獄なので3人体制で撮影しました。置いた瞬間に超群がりました。

 

 

 

ちなみに焼いてる時から分かっていましたが、食べられる門松は超大好評でした。

 

彼らはいままで『生イモが焼イモに変わる』って世界線にしか住んでいなかったので、『意味の分からないネタネタしたもの(溶けた小麦粉)がパンになる』って世界にとても驚いたことでしょう。

 

ちなみに、『パンになった=意味の分からないネタネタしたものも食べもの』って流れなので、今後は小麦粉も食べちゃうと思います。溶いた小麦粉は流石にあげないけど。

 

ちなみにヒマカ♂は、水に浸して食べていました。キュータロウと同じです。キュータロウと同じことをしているので、実質キュータロウですね。

 

 

 

あと、これだけ美味しいモノが沢山あると、リンゴが最後まで残ることが判明しました。

石田さん作のミラーボールリンゴはウグイスが食べていました。

 

 

今回のおせちのほとんどをご寄附でいただいた食材でつくりました。ご寄附ありがとうございました。

今年もよろしくお願いします!

 

 

ちなみに作成からプレゼントまでの様子はYouTubeにあげさせていただきました。

是非お暇な時にでもご覧いただければと思います。