【AC日誌】最近のチンパンジーたち

アフリカセンター担当の廣澤です。

ご支猿してくだる方々のおかげで部屋と部屋をつなぐ通路の工事ができ、
チンパンジーたちが使える部屋が増えて、少しゆとりをもって過ごせるようになった今年の春。

今は少しずつ新しい部屋でも過ごせるようにチンパンジーたちに慣れていってもらっています。

この記事はどなたでもご覧いただけます。

外の展示場では、

午前はツトム、マルコ、マモルが過ごしています。

マモルもツトムも、一緒になってマルコの性皮のあたりを熱心にグルーミング。

最近では、室内の展示場も出入りを自由にできるようにしています。

左から、ツトム、マルコ、マモル。

最初は緊張した面持ちでツトムとマモルが中に入ってきました。
しばらくたったころ、マルコも中で過ごしているようすを確認しました。慎重なマルコです。

これまで、室内の展示場で午前の時間を過ごしていたフジコは、ジミーと一緒に新しくつながった部屋で過ごしています。

来園者の方はご覧できない運動場ですが、ジミーとフジコは午前も外の空気を吸ってのびのび過ごしています!

そして、午後になれば運動場を交代して、

外の展示場にジミーとフジコ、そしてマモルが一緒に出ています。

左奥からフジコ、ジミー、マモル。ごきげんなときは、ジミーとマモルでおいかけっこをしてあそんでいることも多いです。

交代でこちらの新しい運動場(非展示)では、

ツトムが落ち着いて過ごせるようになりました。
ツトムは比較的早く部屋に慣れてくれた印象です。
こちらの部屋からは、飼育員の詰め所が見えることもあり、よく飼育員を観察しています。

マルコは、まだ新しい部屋までたどり着けていません。
ツトムと一緒に午後を過ごすためには、室内の展示場から寝室を通って、新しくできた連絡通路を通って、新しい部屋の室内を通り、新しい運動場へ出る必要があります。長い道のりです。
慎重なマルコは、今ようやく連絡通路の入り口のところに手を伸ばすことができるようになりました。
おいしい食べもので、毎日少しずつ安心して先へ行けるように慣れていってもらっています。

ちなみに、マモルはイチ早くジミーやフジコと一緒に新しい通路と部屋を利用することができていました。

左からジミー、マモル

なので、当初マルコはマモルと一緒なら新しい部屋へ行く気になるかなとチャレンジしてみたのですが、まったく行く素振りがなく。食べものを用意していても、マモルだけがひたすら食べるというマモルのパーティータイムになりました。あまりマルコの馴致がすすまなかったので、今はゆっくりマルコペースで新しい部屋に慣れてもらっています。

というわけで、午後の室内展示室には、今はマルコがいます。もし展示室にいない場合(となりの部屋への扉が開いていたら)、新しい部屋を探検中なんだなと思っていただけたら幸いです。

今後も展示エリアでご覧いただける個体が変更する可能性はありますが、
なるべく時間交代で全チンパンジーに会っていただけるかと思いますので、
ぜひ午前も午後もアフリカセンターに足をお運びください!

別の運動場で過ごすアキラとデンスケは、これまでと変わらずいつでもご覧いただけます。
ご来猿お待ちしています!

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