みなさんこんちには！飼育員3年目の川崎です！

約2年キツネザルたちの担当をしていましたが今年の秋からチンパンジーやゴリラがくらすアフリカセンターの担当になりました！今回の記事では、作業の引き継ぎに本格的に入ってからの2ヶ月を振り返りたいと思います！（この記事はどなたでもごらんいただけます♪）

とにかく動物のサイズがでかい！声もでかい！部屋が広い！うんちが重い！筋肉痛が痛い！あたまがパンクしそう！よく寝れる！来園者の皆さまと話す機会が少なくなってしまった！の2ヶ月間でした

ひとつずつ振り返ります…

動物のサイズがでかい！ 今までキツネザルたちの担当をしていたので約2キロ、大きさは猫ぐらいのキツネザルたちを毎日みていたので、チンパンジーやゴリラの大きさに驚きでした。からだの大きさは想像できますが、指の太さや口の大きさ、目の大きさが間近で見ると迫力がありました。

声もでかい！ キツネザルたちの群れでのコミュニケーションの際に発するミャ〜や、フーンという鳴き声はとてもかわいらしくて癒し。繁殖期になると頻繁に鳴くケホーンというオスたちの鳴き声も寝室で聞くと迫力満点。ですが、チンパンジーたちの声は比べものになりません！ケンカが勃発して怖いときなどに発するキャ〜という声を部屋の中で聞くと耳が痛いです…（だいぶ慣れました）そんな大騒ぎの中で「鍵しまってます！」「油圧扉しまってます！」「鍵開けます！」「油圧扉開けます！」など安全のために担当者同士で確認をし合うので、私たち飼育員も大きな声&耳を澄ます必要があります。ニシゴリラのタロウさんがご機嫌のときに私たちに挨拶をしてくれる「ぐふぅ」という声も聞いたことはあったのですが、声のこもる寝室で聞くと低い音がより響いてひと味違う「ぐふぅ」になります。長めの「ぐふぅ」の時はなんだか嬉しいきもちになります。

部屋が広い！ 動物のサイズが大きくなると部屋の大きさも全く違います。そして床の材質も違うので床を磨くデッキブラシや水をきるワイパーの使い方も少し違います。キツネザル担当の時の掃除よりはるかに筋肉を使います。

うんちが大きい！ こちらも掃除のお話ですが、うんちの重量感が全く違います。ワオキツネザルたち約10頭がくらす1部屋を掃除した時のチリトリの重さ（うんちと残りのエサ）とタロウさんの夕方から朝にかけて出た2~3塊のうんちの重さが同じぐらいな気がしています。（川﨑の感覚です。）ワオキツネザルたちのうんち1つ分はだいたい手の小指半分ぐらいの大きさ。タロウさんのうんちはルービックキューブぐらい？と1つの大きさも全く違います。

筋肉痛が痛い！ デッキブラシや水切りワイパーなどの掃除で使う筋肉と、部屋と部屋を仕切る鉄板を開け閉めする筋肉が鍛えられております。入社当時は、慣れない長靴で1日2万歩近く歩いて筋肉痛になっていたことを思い出しました。

あたまがパンクしそう！ 1日の流れが複雑なので頭で理解するまでに時間がかかりました。（今でも一瞬わからなくなる時があります…）あっちで扉を開けてチンパンジーを出して、こっちで出して、エサを設置して、こっちで帰ってきてもらって、他の個体はあっちで帰ってきてもらうみたいなあっちとこっちが混在しているので順番を覚えるのが大変でした。引き継ぎをはじめて最初の頃は、1日が終わって寝る前にどんな動きをしていたか振り返ってみましたが記憶が曖昧になって気づいたら寝ている。なんて日もありました。動物の動きによって毎日少しずつ変化があるからこそ覚えられないんです。2ヶ月経った今でも完璧ではないので、まだまだ経験が必要です！

よく寝れる！ 1日を思い出しながら寝るのは寝た感じがしていなかったのですが、作業をある程度覚えた現在は、考えながら作業をして、掃除で全身を使うのでとても寝つきが良いです。

来園者の皆さまと話す機会が少なくなってしまった！ キツネザル担当の時は、1日2時間Waoランドで来園者の皆さまとお話する時間があったのですが、今はアフリカセンターの建物の中に基本的にいるので、来園者の皆さまとは挨拶をさせていただく程度になってしまいました。まだまだ動物についても個体についても勉強中なので、自信をもって皆さまに動物たちのことをお伝えできるようになったら時間を見つけてアフリカセンターをフラフラする予定です！Waoランドでは来園者の皆さまに声をかけることに緊張しませんでしたが、アフリカセンターでは少し緊張気味です。川崎を見つけたらたくさん声をかけていただけるととっても助かります♪

と〜ても長い記事で写真もなく最後まで来てしまいましたが、約2ヶ月かけて段々とアフリカセンターでくらすなかまたちと打ち解けてきている気がするので来月の記事では写真がいっぱい載せられるかもしれません！またの機会にブログを覗きに来てください！