9月も一週間が過ぎてランドセルを背負う子どもたちの姿にまた慣れたこの頃、夏休みの宿題をしなかった子どもたちも提出を終えただろうか。
私の友人にとんでもない方法で夏休みの宿題をしなかった人物がいる。その方法とは「自由研究をするために宿題をしなかった」というものだ。彼の自由研究のタイトルは『夏休みの宿題を最終日までしなかったときの家族の反応』というものだった。天才かと思ったが、やはり時間差で宿題を提出する羽目になっていた。地道にやる以外に方法はなかったのだ。
そんな私は夏みの宿題を7月中に終わらせていた飼育員。決して勉強熱心だったわけではなく遊び熱心なだけの南米館担当の高田です。
何事も地道にやるしか方法がないのだろう。今回は久々に登場スローロリス保全センターから少し地道にしていることをご紹介しよう。こんなものを見かけたことのある方もいるはずだ。

ただ適当な木の枝をぶら下げているわけではない。実はこれにはいくつかの小さな穴が開いていてそこにアラビアガムを入れておき止まり木に取り付けておく。(こうしたものをフィーダーと呼んだりする)こうすることでアラビアガムをスローロリスが舐めに来る。そして最近地味なひと手間を加えてアラビアガムを入れたこのフィーダーを凍らせる。アラビアガムが凍るためより長くフィーダー内にとどまるためスローロリスが使用する時間がながくなり、フィーダーもガリガリ齧ってくれる。




野生のスローロリスやマーモセットは樹液をよく食べている。樹液は木の表面をガリガリと齧って染み出てくるためそれを再現させることが狙いの一つである。また樹皮が体内に入ることで腸内の環境もより整うそうだ。やはり本来の食環境に近づけることがよいらしい。
実は上記のことは先月出席した会議で教わったことを実施しているだけなのだが、地味でも誰も気づかないようなことでも意外と面白くそそられるものだ。これからも地道にそそられるものを紹介するので今回はこの辺で。ではまた日本モンキーセンターで会いましょう。
今回紹介したグッズはスローロリス保全センター見学ツアーで実物をご覧になれます。興味のある方は是非9月13日のスローロリス保全センター見学ツアーにご参加ください。
*オンラインサロン【猿分補給】では、日本モンキーセンターのスタッフたちから毎日いろいろな記事をメンバーの皆さまにお届けしています
気になった方はぜひ覗いてみてください。