今回はギボンハウスでくらすボウシテナガザルとミュラーテナガザル、シロテテナガザルの様子をご紹介します。※どなたでもご覧いただけます。
テナガザル担当の奥村です。こんにちは。
ギボンハウスという飼育施設では計4種のテナガザルがそれぞれくらしています。
そのなかでボウシテナガザルがくらしているエリアは、ギボンハウスの他の屋外エリアに比べて、若干植栽が乏しいと、兼ねてより思っておりました。
そこで、久々に竹を活用してみることにしました。
久々というのも、遡ること10年以上前。
公益化したばかりの頃のモンキーセンターでは第一次竹ブームなるものが起こっており、様々な飼育エリアで活用されておりました。

Before

After
例:ニシゴリラのタロウさんの屋外運動場
あまり竹がわかりやすい写真が探せなかったことと、
きのこ(と呼んでいた台)の上でタロウさんがナックルウォークしていることの方が、印象として強くなってしまったのですが、
タロウさんの屋外エリアには3本の矢ならぬ、3本の竹を合わせて支柱のようにして
何箇所かに竹を設置した記憶があります。
1本ならすぐ折れちゃうけど、3本なら大丈夫だろうということで。
ただ3本でもタロウさんのパワフルスウィングでメキメキメキッとなっていた気がしますが、
そのような行動を見ることができていました。
竹ブームは、当時すぐに資材購入の費用を確保することが難しいなか、
「資材が買えないなら、竹を使えばいいじゃない」という、そんな心意気だったと思います。
飼育エリア以外に、園内の装飾などにも竹はふんだんに活用されていきました。
そんなこともあり、ギボンハウスでも以前使っていたことがあるんだろうなと思っていたのですが、有識者にお尋ねしたところ、「あまり記憶にない」という感じでした。
初竹であれば、少し控えめに今回は様子を見てみようということで。

普段のブラキエーション(移動)にあまり影響が出ない場所に設置しました。

カナコは竹の葉にふれて、かじったりしていました。
動画もどうぞ。
だんだんと慣れてくれば竹を活用した移動も増えてきそうです。
枝を折ったり、手を添えたりしてくれるだけでも、少しくらしの変化になったかもしれません。
屋外エリアにエサを設置する箇所増としても竹が活躍してくれそうです。

そして今回の締めはミュラーテナガザルのクリケットとシロテテナガザルのジャスの朝の様子です。
飼育員は朝一番で担当動物の確認をするのですが、

この日はクリケットがいつものクリケットポジション(だいたい上のクリケット部屋にいて、足だけ見えてる)におらず、ジャスのみ。
本当にジャスしか確認できなくて、少し焦りました。
しばらくすると。

ジャスから第3の腕が……
魂抜けてしまったかのような表情のジャス。

なんだクリケットいるじゃないか、と。
すっぽりジャスの身体に隠れていた様子で全然見つけられなかったじゃない、と。
まだ遠くを見つめるジャスを傍に、ほっとしたところで。

おふたりからの目線をいただき、この日の仕事が始まるのでした。おしまい。
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