【AC日誌】ニシゴリラのタロウさん近況報告

こんにちは、アフリカセンター担当の廣澤です。

今年3月16日に、ホームページにて
タロウさんの健康状態と今後の治療方針をご報告させていただきました。
その後のようすをご報告いたします。

(この記事はどなたでもご覧いただけます)


これまでの状況・・・
数年前から陰嚢が少しずつ大きくなっていました。
今年の1月、陰嚢に擦過傷のような傷を確認し、抗生剤などの投与を開始しました。
陰嚢肥大の病因を特定するためには、麻酔下での検査が必要となります。
高齢なタロウさんには長時間の麻酔はリスクが大きいと考え、外科的治療はおこなわず、内服による治療をおこなうこととしました。

その後・・・
陰嚢の傷口付近から浸出液が出ておりましたが、
3月下旬より傷口が小さくなるとともに、陰嚢のサイズも縮小していきました。
5月に入り、傷口も浸出液もみられなくなったので、投薬を終了しました。
これまでの症状から、陰嚢が腫れた原因は水腫だったのではないかと考えています。

投薬を終了して1か月以上経過しましたが、現在のところ陰嚢が腫れているようすはありません。
再発したり、他の疾病があらわれる可能性もありますので、引き続き観察をおこなったいきたいと思います。
(6月21日付けで、ホームページのお知らせ記事に追記いたしました)

タロウさんの健康状態についてお知らせして以降、たくさんの方々よりご心配と励ましのお言葉を頂戴しました。
現在は、食欲もモリモリで元気にマイペースに過ごしています。

最後に、ゴリラの陰嚢サイズについての豆知識です。

ゴリラの陰嚢は、だいたい30~35gほど。
大きな体のわりに小さい睾丸で、通常目立ちません。
これは、ハーレム型の集団で生活するゴリラには、精子競争がほぼないためといわれています。

タロウさんの陰嚢は、3月中旬には目測で直径14cm程度まで大きくなっており、四足立ちの姿勢でも目立つほどでした。
徐々に陰嚢が縮小していき、5月には片側4-5cm程度の卵くらいの大きさになっていました。

豪快な姿で寝るタロウさん。
目をこらしても、なかなか見えません。

今年の夏も、暑さに負けないよう水分補給して乗り越えましょう!