サルの体のつくりと動きを調べよう
対象学年 小学校高学年~高校生
全体説明 園内でサルをじっくり観察するためのワークシートです。
大きさや形の異なる4種類のサルを観察し、体のつくりの違いと動物の移動の仕方(ロコモーション)との関係を調べます。また、生息環境や食性についての情報を加えることで、動物の形態と生息環境との密接な関係を学ぶことができます。
使い方 4種類のサル(フクロテナガザル、アヌビスヒヒ、ジェフロイクモザル、ボリビアリスザル)について、1種につき最低10分間、計40分間以上の観察時間を設定します。観察は班行動でも個人でも構いません。必要に応じて飼育員によるスポットガイド(要予約)を全員で見学し、観察の機会を増やします。

ワークシート1:それぞれのサルと観察時間中に観察できた行動を線で結んでいきます。それぞれの種について線はいくつも引けますが、全体を通してみると、種によってそれぞれやる動き、やらない動きのあることがわかってきます。
ワークシート2:4種類のサルそれぞれについて、体の特徴を簡単な絵で表します。その際、体幹や腕、脚、尾などの比率、肩、肘、手首などの主だった関節の位置に注意します。1ページ目の動きの観察と並行して記入し、サルの体のつくりと動きの関係を考察します。
観察時間が終わったら集合し、全員の観察結果を振り返りながらまとめと解説を行います。
ひとくちにサルといっても、樹上四足性、地上四足性、ぶら下がり適応、跳躍運動など、生息環境によって運動の仕方と形態が異なることを理解し、霊長類の多様性に気づきます。

※観察ポイントを絞って動物をじっくり観察することも、動物園での学習では大事な行為です。観察のまとめにあたっては、子どもの観察した事実を尊重し、解説シートの内容を押し付けすぎないよう留意します。
使用条件 使用にあたっては日本モンキーセンターの学芸員にご一報いただければ幸いです。
ダウンロード
ワークシート1 .pdf形式 / 1ページ / 149KB
ワークシート2 .pdf形式 / 1ページ / 96KB
ワークシート1(解説版) .pdf形式 / 1ページ / 182KB
ワークシート2(解説版) .pdf形式 / 1ページ / 159KB
一括ダウンロード .pdf形式 / 4ページ / 291KB