エコツーリズムと環境教育

−森と野生動物とヒトが共に歩む未来を目指して−

 

川口 芳矢

 

よこはま動物園

 

動物園の飼育係を休職し青年海外協力隊員として赴任したウガンダ カリンズ森林保護区。そこには多くの動植物と共に野生のチンパンジーが生息していました。そして、森林の周りには多くの村人もまた暮らしています。そんなカリンズ森林は、野生動物だけでなく地域の人々にとっても大切な場所でした。「野生動物や森林環境を保護することと、周辺住民の生活を守ること」その両立を目指してエコツーリズムを導入し、発展させることが私の役目でした。カリンズ森林での任期を満了し動物園に復職した後、飼育業務と並行してアフリカの森で私が見たこと、感じたことを盛り込んで、生息地で何が起きていて、私たちには何が出来るのかを皆さんに伝え一緒に考えられるようなプログラムを企画・実施しています。

本講演ではカリンズ森林で行った活動と、動物園で行っている野生動物と現地の人々、来園者をつなぐプログラムについて紹介し、森と野生動物とヒトが共に歩む未来について考えます。

 

 


世話人:市川光雄・清水大輔・大橋岳(日本モンキーセンター)




第56回プリマーテス研究会のページへ戻る

プリマーテス研究会トップページへ戻る