アフリカ館エンリッチメント体験

アフリカ館担当:奥村太

暖かい日が続く今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

さて、早いもので1月最終日となりましたが、アフリカ館ではエンリッチメント体験が行われました。

ところで、エンリッチメントって何?と思われる方もいらっしゃると思いますので、簡単に説明いたします。

エンリッチメントとは「環境エンリッチメント」の略で、「飼育下に置かれている動物の環境に対し、追加あるいは変更を加えて野生での自然な行動を引き出し、それが動物福祉につながる」という考え方です。飼育環境に工夫を加えて、”環境”を豊かで”充実(enrich)したもの”にしようという試みが”環境エンリッチメント”です。

今回はアフリカ館のマントヒヒに対して、餌によるエンリッチメントをおこないました。

用意した竹筒や消防ホースへ、参加していただいたお客様に落花生や小麦などを詰めていただき、マントヒヒの放飼場へ設置しました。

果たしてその反応は・・・

竹筒

竹筒を転がして中に入っている食べ物を取り出し、

消防ホース

消防ホースの中に入っている食べ物も一生懸命取り出していました。

こうした工夫をすることで、餌を探す時間が増えるため、採食時間を延ばすことができます。

実はこのエンリッチメント、餌以外の方法でも園内各所でおこなわれています。どこにどのような工夫がされているか、ぜひ見つけてみてください。

エンリッチメント体験は毎週土曜日と日曜日におこなわれます。詳しくは日本モンキーセンターのホームページをご覧ください。

みなさまのご参加をお待ちしております。