バックヤード担当:鏡味
研究会とか会議とかで園の外に出ると、たくさんの動物園関係者と知り合うことができます。
そんななか、「会いたいけどまだ会えていない人」がいるんですよ。
いや、会いに行けば会えるんですけど、研究会とかで、ばったり会いたいじゃないですか。
「ヒヒの担当者」と!
これまでも「私、サル担当してるんです。あ、ヒヒもいますよ。」みたいな方は結構会いました。
「チンパンジー担当です。」はめちゃくちゃ会いました。
でも、胸を張って「ヒヒ担当です!」はまだいないんですよねぇ。
会えたら一晩中でもヒヒトークしながら飲めるのに。
「見分けがつかないとかいう人いますけど、顔全然違うよねぇ」
「わかる~~!」
「でもたまにメッチャ似てるやついないっすか?兄弟とかで。」
「わかる~~~~~!!」
(ハイタッーーーチ)
みたいな。
でも、あれだ。鏡味はすでにヒヒ担当者じゃないな。
バックヤード担当だ。
戻らなきゃ。
夢は描いたままに、バックヤードへ戻ります。