アフリカセンター:藤森
チンパンジーの運動場にツトムでも、マルコでも、マモルでも、マリリンでもない姿が!!!
そう、フジコさんです!!みなさん、彼女をご存じですか?
過去にはこの運動場に群れで暮らしていたこともありましたが、群れの仲間との関係の変化により、ここ数年は群れから離れて、みなさんからは見えないところで暮らしていました。
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さて、アフリカセンターでは、現在チンパンジーの群れづくりに力を入れています。
なぜなら、野生のチンパンジーは群れで暮らすから!
群れにはオスもメスも、お年寄りもあかちゃんもいます。
チンパンジーのこどもは、周りのおとなたちのやり取りを見たり、いろんな世代の個体とかかわる中でチンパンジーのルールを学びます。
だから、チンパンジーたちにとって群れで暮らすこと、そしてその群れに幅広い世代の仲間がいることってとっても大事なんです!
そんなわけで、御年(推定)46歳のフジコさんには近所のおばさん役?としてツトム達の群れに合流してもらうことになりました。そして先週ついに、この施設に引っ越してきました。
引っ越し早々、まずはマリリンとお見合い、そして翌日には同居!
フジコがいる運動場にマリリンが合流!
(昨日の廣澤さんの記事は、このときのマリリンのお話でした~)
お互いにゆっくり近づき、おしりを確認してごあいさつ。
それから、ふたり並んで運動場を散策!
フジコが横になるとマリリンがそっと近づき、
マリリンからフジコにグルーミング!
今もふたりは毎日1~2時間程、一緒に過ごしています!
相性は割といいみたいで、ふたりそろって外に出て、ふたりそろって帰ってくるんですよ♪
これから他の個体とも一緒に過ごす練習をしていきます。
群れづくりはまだまだ続く!
※群れづくりの都合上、時間によってご覧になれない個体がいます。どうぞご容赦ください。