アフリカセンター担当:廣澤
モンキーセンターの動物たちは、わりとにぎやか。
挨拶したり、ケンカしたり、ごはん時に騒いだり、人の動きで騒いだり・・・。
そんななか、ニシローランドゴリラのタロウさんは、わりともの静かな印象です。
タロウさんの声は、いつも低くてしぶめ。
タロウさんからは、いつも「ぐふー」「ンフ~~」みたいな声が聞こえてきます。
きっとこれが、タロウさんの挨拶なんだろうな、と思って私もまねして返事しています。
先日、新しいパターンの声を聞きました。
「グルルルルル」と。
正確には、「グルルルルル」と「ぐふー」を混ぜたようなかんじで、喉をならすような声でした。
一瞬、怒っているのかな?と思いましたが、
たくさんのプラタナスの葉をタロウさんに渡したときだったので、
おいしいものを食べるときに発する声なんだと思います。
タロウさんはプラタナスの葉を食べながら、何度も何度も「グルルルルル」とうなっていました。
プラタナスは毎年与えているのですが、いつもいつもこの声が聞けるわけではありません。
秋に葉が落ちて、次の初夏にようやく新しい葉がつき、またプラタナスを食べ始めるころだけだと思います。
あ~ひさびさのこの味!!やっぱりうまいわ~ みたいな感覚なんでしょうか。
今園内は新緑であふれていて、タロウさんにとっておいしい季節です!