しあわせサンド

キツネザル担当:田中

30℃超えが続く中、Waoランドではワオキツネザルの群れ調整をおこなっています。

群れ調整というのは、

キツネザルたちの中にも、仲が良い・悪いがありまして、同じ群れでも派閥があります。

特に女子!

 

昨日は仲良いフリしていたのに、今日はイライラピーク。あの子に怒りをぶつけてやる〜!っていう日もあります。

特に女子!

 

あぁ女子ってコワイ。

ちなみにモンキーセンターではどちらかというと女性職員はサバサバで、男っぽいです。

昼の弁当を持ってくるのは男性職員の方が多いです。

料理が得意、細かなところに気をつかう…どちらも男性職員の方が多いです。

モンキーセンター女性職員は女子力低め…かも。

 

まぁまぁそれはおいておいて、

群れ調整はそんな微妙な関係性のサルたちを、群れから外したり、入れたりすることで、バランスを取ることをいいます。

野生では、居心地の悪い群れから出ていけばいいですが、飼育スペースの限られた動物園では、たくさんの群れをつくるのは難しいので、この群れ調整がかなりのキモ。

Waoランドでも、最近♀群の関係がこじれてややこしくなっています。

「ややこしくさせているワオをケージに一時的に入れて、群れから離して落ち着かせる」

「もう一度群れに入れて、関係を良くする」

を繰り返します。

 

長くなりましたが、今回の主役はライラック。

お母さんはライフ。

おばあちゃんはラメです。

 

ライフは残念ながら、ケガをして、しばらく治療のために群れから離れていました。

そして、ラメは別の個体を攻撃するため、群れ調整により、2日間群れから離していました。

お母さんもおばあちゃんも群れから離れていたライラックは、仲良い同級生や近所のおばちゃんたちと暮らしていました。

そして、ようやくお母さんとおばあちゃんが帰ってきました!

嬉しくて嬉しくてたまらないライラックは

2人の間に入って、ニコニコ、ニヤニヤしていました!

(左から、ラメ、ライラック、ライフ)

 

それでも足りないライラックは

おばあちゃんの前に行ったり、また間に入ったりと繰り返しながら、

しあわせを噛み締めていました。

良かったね!

 

おばあちゃんにもお母さんにも、近所のおばちゃんにもお姉ちゃんにも、

『ケンカはやめて!』って伝えてね!

 

明日もワオたちがしあわせな顔をできますように!