歳をとると涙腺が。

北園担当:石田

エコドームで暮らすフクロテナガザルのメロン♀が明日で3歳をむかえます。

それに先立ち、本日『飼育員と一緒におやつを作ろう』特別バージョン

メロンの誕生日会を開催しました!!

名前の「メロン」にちなみ、メロンを丸ごと器にしたスペシャルなケーキです!!

真ん中には食パンなどで数字の「3」を作りました。

・・・・わかるよね!?

 

そんなこんなで出来上がったケーキをプレゼント!!

メロンはもちろん、お父さんのドリアンやお母さんのリンダも喜んでいました!!

メロンは某映画のト〇・クルーズみたくなってますね。

ちなみにメロン(果物のほう。・・・ややこしい!!)はそんなに好きじゃなかったみたいです。(笑)

 

 

ご存知のかたもいらっしゃると思いますが

メロンは生後2か月で人工哺育になりました。

お父さんのドリアンが抱っこしてしまい、母乳が飲めず衰弱してしまった為です。

当初は命の危険もありました。

 

「幼い命を救う」

と言えば聞こえはいいですが、霊長類の人工哺育には、その個体の将来をダメにしてしまう危険性を持っています。

長い期間ヒトに育てられると、本来、母親から学ぶはずの行動を習得できません。

そうなると、将来大人になったとき、あいさつの仕方や他個体との接し方が分からず、ひとりぼっちで暮らすことになるかもしれません。

 

メロンはそうはならないように、人工哺育を開始した当初から、毎日両親と面会させました。

そして、人工哺育開始から、7か月後、両親の元に返すことができました。

 

ちょっと固くなっちゃいましたね!!

そんなこんなで、過去にいろいろあったメロンが無事に3歳の誕生日を迎えることができました!!

感慨深いものがあります!!

 

これからもフクロテナガザルとして、立派に成長していってほしいと思います!!

 

ちなみに石田は今年で24歳とまだまだ若いので、涙腺はカッチカチですよ。