ヒヒの城担当:荒木
飼育の部屋でもちょこちょこ出ていたアヌビスヒヒのナオトですが、現在は入院しています。
もともと膝が悪く、関節痛を和らげる薬や漢方薬などを投薬し、様子を見ていましたが
11月より手足の麻痺が少しづつ出始め、主群での生活が厳しいので、ゆっくり過ごせるように別群に移ってもらいました。
別群に移ってからはゆっくりと生活が出来るようになりましたが、手足の麻痺は改善しませんでした。
12月に入ると手足の麻痺も徐々に進行し、自分の手からでは餌が食べれなくなり、飼育員が介助しながらの給餌となりました。
そのころは餌に薬を混ぜると味や雰囲気でわかるようで、すぐに薬入りの餌を吐き出したり、その後の餌は薬が入っているかもと疑って食べなかったり、
リンゴやイモは皮をむいてからでないと食べなかったりと私から見ると意地の悪いおじいちゃんのように感じていました。
そして10日程前の朝に部屋の中で倒れているのは発見し、すぐに治療してもらい、入院させることとなりました。
入院直後は食欲も落ち、心配な状態でしたが、今では食欲も元気も少しづつ回復してきました。
現在は寝たきりですが、元気も食欲もあります。
ヒヒの城の最年長のオスで先々代のアルファオスであったナオトはご覧いただけませんが、頑張っています。
走り回るナオトはもう見れないかもしれませんが、ひきつづきナオトを応援していただければと思います。