アジア館担当: 舟橋
ホームページのニュースにも書きましたが
ちょうどひと月前の4/25にボンネットモンキーのティンハオ♀が出産をしました。
産まれてばかりでへその緒も付いてた状態の写真も撮ったんですが、なかなかの写真だったので、産んでから2時間後くらいの写真を載せます。
ゴールデンウイークの期間中に、アジア館の前を通ったかたは、目隠しが設置されていたので気がついたかと思いますが、ティンハオ♀は、今回がはじめての出産でした。
そのため、最初は抱きかたも、よく分からず。
こうゆう感じで、抱いてるとゆうよりは、置いてる感じで、赤ちゃんも乳も吸わずにほとんど動きませんでした。
そして、2日目
抱く位置も低いし、ティンハオの乳も出てるようには思えない。それになにより、そもそも乳を吸っていない。
そこで、獣医さんと南米館の根本さんに相談し、ティンハオが抱いた状態のまま、外からミルクを与える方法を試してみることにしました。
この方法で。
最初は、割り箸の先にくくりつけて、先端から出すスタイルだったんですが、ティンハオが割り箸を嫌うので、慣れてる指で行くことにした次第です。
使いかたはこうです。上向きにエサを構えながら、ミルクを与える感じ。この方法で2日目の午前と午後、3日目の午前と、ほんの数ミリずつ与えることができました。
でも、これじゃ明らかに足りないな。
そう思っていたとき、(舟橋が)力加減をミスって(ティンハオの)体に大量にかかったミルクを、赤ちゃんが探していることに気がつきます。
「あ、そうか、ティンハオの乳にかければいいんじゃん」
と言うことで、ティンハオの乳にかけてみました。
数分後
おぉ!吸いついた。
このときは、ほんの5秒くらいでしたが、確かに吸いついてくれました。これが良い刺激になったのか、この時以降、ティンハオも自分で乳をいじる様子が見られるようになり、
1ヶ月経った今ではこんな感じで元気に動き回っております。
ちなみに、産まれた赤ちゃんは♂でした。
ボンネットモンキーの♂は、母親の最初の1文字と、カッコよくて男らしい名前をつける慣例があるので、どんな名前にしようか悩んでおります。
ショウグンとアラシのように。
では、ぜひアジア館へティンハオ親子を見にきてみてください!