アジア館担当: 舟橋
クリスマス・イブなんで、一応、舟橋からアジア館のサルへプレゼントは用意したんですけど、
このココナッツは、チベットモンキー用では無いので、今記事として挙げる感じでもないし、
サンタ帽はポケットに忍ばせてたけど、下手に被ってサルを興奮させてもあれだなって、被らなかったので(本当は恥ずかしかっただけですが)
今回も個体紹介っていう切り札を切らせていただきます。
チベットモンキー個体紹介第2弾
ミート♀の次に登場頻度の多い。
アルカ♀です。
2004年3月31日生まれの14歳
ザルバに(3)魅せてた(3)色仕掛け(1)
と覚えましょう。
個体識別のポイントは、①目じりの下がった丸い目と、②まだら模様の鼻と、③個性的な髪型 です。
「髪型なんか、変わるじゃん!」
って声が聞こえてきそうですね。その通りです。
髪型は変わります。ただ、少なくとも舟橋が生きて見ている全ての期間において、この髪型です。毛づくろい(?)で抜かれているから。
もはや個体識別の条件に加えても良いんじゃないかと思います。おそらく担当区外の飼育員も、『アルカは髪型で見分けてる』でしょうしね。舟橋はオーラで見分けてますが。
あ、あと、ブラックホール説のあるチベットモンキーの頬袋のなかで、唯一その限界が視覚的に楽しめます。もうゴリゴリです。
他の個体と並ぶとこうゆう感じ。
左側がミート♀。背中の曲線がたくましすぎますね。
(あ、アルカ♀は右です)
折角ですので、アルカ♀の豆知識を。
サルって、交尾に関わらず、社会行動のひとつとして、マウントを取ります。
しかし、実は
ザルバ様は我々が想像するような馬乗りのマウントを取ることができません。原因は不明ですが。(なんとなく想像はつくけど)
なので、ザルバ様のマウントはとても奇妙なものになります。
“”馬乗りになれないなら、引き寄せればいいじゃん””みたいな感じでしょうかね?
こうです。
では、もう一度、
こうです。
馬に乗ってるんじゃなくて、ソリに乗ります。
もはやマウントじゃなくて ライドオンですね。
そして、その時の相手は決まってアルカ♀。
ザルバは、アルカ♀が大好きなんでしょうか?
ソリに乗るザルバと、ソリをひくアルカです。
ちなみに、このライドオンは、なかなか見られないんで、見られた方はラッキーです。ぜひ、観察してみてください。
あ、ソリのくだりを今日この日に書いたのは、ホントに全くの偶然です。許してください。