アフリカ館担当:奥村
来園者の方がアビシニアコロブスを見ると、たいてい4パターンの反応があります。
そのうちのひとつが、「アビシニアコロンブス」と名前に「ン」が付け足されるコロンブス派です。
予測変換でも、「ころ」まで打つと:(コロン)かコロンブスが、出てきますからね。
でも、コロブスにはちゃんと意味があるんです。
こちらは左手の写真。
どこが親指か分かりますか?
左の側面に付いている丸いもの、これが親指です。
とても短いですね。
実はコロブスはギリシャ語で「欠けた」という意味があります。
親指が短く欠けているように見えるのが、由来のようです。
ちなみに、こちらはパタスモンキーの指です。
手の親指がしっかりついています。
なぜコロブス類の親指が短いのかは謎です。
手元にも注目してみてくださいね。