南米担当:根本
日本モンキーセンターのワタボウシタマリンの群れには「ヒー」という♂の個体がいます。
なかなかのイケメンです。
ワタボウシタマリンの群れでは子供が産まれると母親の名前の頭文字を貰うのが慣わしです。
なので母親「シー」の頭文字を貰って子供たちは「シフォン」とか「シズク」などの名前が付いています。
じゃあ「ヒー」は?
「ヒー」の母親は「シー」です。
なのに頭文字の「シ」がありません。
何故でしょう?
「ヒー」は2015年12月28日の年の暮れに三つ子で産まれました。
残念ながら一緒に産まれた兄弟はすぐに亡くなってしまいました。
ですが、その子たちの分も元気に生きています。
2015年は羊年でした。
ひつじです。
ヒツジです。
三つ子で産まれたので「ヒー」「ツー」「ジー」になりました。
ふざけてる訳ではなく兄弟の分も頑張って欲しいという愛情から名付けています。(本当に)
ヒーを群れの中から見つける際は一番大きい個体を見つけてください。