南米担当:土性
今日はまだ紹介できていない固体をご紹介しようと思ったのですが
\出演拒否/
仕方が無いので、なかなか見ることのない朝ご飯の風景でもご覧いただきたいと思います。
ワタボウシタマリンたちの朝ご飯は日本モンキーセンターが開園する前にあげてしまうので、なかなかご覧いただくことができないと思います。
朝ご飯のメニューはミルクパン(ヒト用粉ミルクにパンを浸したもの)とSPS(簡単に表現するとドッグフードのサルver.)そしてアラビアガムです。
タマリンたちはマーモセットよりも身体が大きい分、マーモセットよりも食べ物が昆虫などに寄りがちですが、マーモセットと同じくアラビアガムを美味しく感じます。
このアラビアガム、もしかしたら日常的に使っている方もいるのではないでしょうか?
特に女性の方。
調べてみると、化粧品にも含まれていることがあるみたいですね。
僕は絵の具で使われていることを最近、とある学園系漫画で知りました。
そんなもの口に入れて大丈夫?と思われるかもしれませんが、このアラビアガムは食品添加物としても普通に使われています。
アイスやグミなんかに使われていたりします。
もしお菓子を買ったときにふとこの記事を思い出したときは、ぜひ商品裏側の成分表を見てみてください。
増粘剤や乳化剤としてアラビアガムが使われていることもありますよ。
そんな幅広く使われているアラビアガムですが、ヒトが食べても無味です。
ただただ口の中の水分が吸収されていきます。
粉末の香りは焦がした砂糖みたいな香ばしい感じの香りがするのですが、ヒトが味を感じ取ることはできません。
ですが、マーモセットやタマリン、ロリスなどはこれを美味しく感じるようで食いつきがすごいです。
猫まっしぐらならぬ、
ワタボウシまっしぐら。
このときはペレットに見向きもせずアラビアガムをなめとっています。
そのせいか、正面から顔をおさめられたのは
10枚中この1枚のみ。
ちなみに一番手前にいるのはシーちゃんだったと思います。
こっちなんか気にせずすぐにアラビアガムを舐め始めていたので。
母親のあんたが一番がっつくんかい的な目で見ているような気がするのは気のせいです。きっと。
さて、野生だと木をかじり、そこから出てくるガムを食べています。
ワタボウシのいるところにはありませんが南米館の屋内展示室でかじられた木を見ることができるので是非探しに来てみてくださいね。