北園担当:舟橋
先日のファン感謝祭で、『寄附のお礼シール』って言って知らないヤクシマザル(リカオン♂)が藁(わら)食ってるシールを渡したら「だれですか?????」ってなりました。
そりゃそうですね。話題にしてないもの。

渡したのは前述のとおり『リカオン』です。【日本モンキーセンター公式Instagram】をご覧になった方は既に知っているかと思いますが、左目横のアザが特徴的な13歳のオスです。
飼育員の手を舐める癖がありますが、舟橋の手だけは絶対に頑なに舐めません。
多分、彼の性癖に刺さらないんでしょう。

モンキーバレイを歩いていると、舟橋の斜め後ろをずっと付けてくるので、それでも見分けられるでしょう。
ストーカーです。
なのに舟橋の手だけは絶対に頑なに舐めません。多分、彼の性癖に刺さらないんでしょう。
こんな話はどうでもよくて、寄附のシールの『リカオン???お前誰だよ感』が半端なかったので

ピヨンとアルバとウィンキー(とリカオン)が新たに追加されました。
あと、元々余っていたタイマツのシールも追加されたので
「あぁ・・・・・!!タイマツのシールを愛ですぎてボロボロになっちゃった・・・」
ってそこのあなたもご安心ください。
いくらでもスペアはあります。
では本題です。
群れが落ち着いたら書こうと思って、落ち着いてからも書いてなかったんですが

実はアルバが第2位のオスでは無くなりました。
多分、リカオンより下でノイズより上です。要するに低順位です。

順位が落ちた理由は、去年の11月12日に大ケガをしてしまい、右腕が使えなくなってしまったからです。
手を使わずに歩いている姿を見たお客様からは心配の言葉を沢山いただきました。ありがとうございました。

近づくと大激怒するから傷が見えないし、さらに右手は使えないしということで私も不安でしたが、
それでも何とか薬とご飯だけはあげないとって『アルバの条件付け』をトレーニングした結果

“萌え袖”が彼の投薬の合図になりました。
舟橋が萌え袖をすると、怒らないで渾身の上目遣いをしてきます。
あ、萌え袖って写真左下にある”上着の袖部分が長すぎて手の甲が隠れちゃう”って奴ですよ。
これで合ってるか知りませんが、女子が可愛いと思って狙ってやる奴です 。
誤解を避けるために書きますが、
萌え袖がやりたくてやっている訳じゃないです。
最初は”ポケットに手を突っ込むのがアルバの投薬の合図”にしたかったんですが、
そうすると他の強い個体も
『舟橋がポケットに手を突っ込むと、何か(薬の入った)食べものが出てくるぞ』
って学習するので、

“ポケットに手を突っ込むと、食欲の権化ピヨンちゃんがワクワクしながらやってくる”
っていう絶望的状況になったんです。
これはもうしゃぁなしです。
ポケットに手を突っ込むほど動作が大きくなく、簡易的で、そして合理的な投薬方法が【萌え袖】なんです。ご理解いただけたでしょうか。(なんなら萌え袖もピヨンにはバレ始めてるけど)
なので、
【へそを隠さないと雷様に盗られるよ】
とか
【夜に口笛を吹くとヘビが来るよ】
とかにとても似ているんですが、

ファン感謝祭で『モンキーバレイでやってはいけない事』で伝えようか迷いましたが、逆に言うと興味がそそられてしまうといけないので辞めました。
舟橋の萌え袖にしか来ない説あるから多分大丈夫ですけど、ホントに鬼が来たらヤバいですからね。

あ、ちなみに、アルバが
「実は傷が完治していて、両腕を使えるようになっており、物陰でガッツリさつまいもを抱え込んで食ってる」
ってのは知っているのでご安心ください。
見てないふりをしています。