師走になり、急に寒くなってしまった。そういえば秋にはサンマも松茸も食べていなかった。というより高くて買えない。今年は秋がなく急に冬になってしまった気がするのは私だけだろうか。
そんな私は、冬の温泉とお雑煮を愛する南米館担当の高田です。
さて今日は小さな霊長類を特集しよう
今回はタマリン、マーモセットについてである。
タマリン、マーモセットどちらも中南米に生息している樹上性の霊長類である。
我々ヒトを含む多くの霊長類の爪は平爪であるが、タマリン、マーモセットは鉤爪をしている。(足の親指の爪は平爪)体重は種類によって異なるが数百グラムであることから小型の霊長類である。タマリンのなかまのほうがマーモセットのなかまよりやや大きい。
個人的な印象ではタマリンの顔はやや四角く、マーモセットは小顔である。




タマリンのなかまは果実や昆虫を食べるがマーモセットのなかまは樹脂や樹液をさかんに食べる。こうした食性の違いから歯の形状に現れている。昆虫を好むタマリンのなかまは犬歯が上下共に発達している。一方マーモセットのなかまは下あごの切歯(前歯)が前に突き出してノミのように使い木を削ったり穴をあけ樹脂、樹液を食べることができる。
このほかにもタマリンやマーモセットの特徴や面白い話もあるが、膨大な量になってしまうので、今回はこの辺りで。
是非南米館でこの小さな霊長類を観察してみてください。
気づけば12月も下旬に差し掛かっているので皆さんHappy holidays!
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気になった方はぜひ覗いてみてください。
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