【AC日誌】アフリカのスノーモンキー

アフリカセンター担当、廣澤です。

暖冬といわれていますが、本当に暖冬!日中の気温が10度以上になる日が多く、例年よりも外で過ごしやすいなと感じています。
それでも今年も雪が降りました。
犬山では、1月24日、朝から昼過ぎまで降り続いていました。

そんな中、アフリカセンターにくらすバーバリーマカクたちは、

はらはらと落ちてくる白い雪をみつめるユンフーとユン。

積もった雪の上でぼんやりあたりを見渡していたウー、でもすぐに食べものを見つけて食べ始め、いつものペース。

ツィーは、雪よりも、たくさんの工事車両に気をとられていました。
(アフリカセンター前のトイレの改修が先日ようやく終わり、現在はきれいなトイレをご利用いただけます!)

最高気温2度という極寒の一日でしたが、外の運動場で過ごしているバーバリーマカクたちもいて、本当に寒さに強いなと思いました。

バーバリーマカクはアフリカ大陸に生息する唯一のマカク属のサルです。
多くの霊長類が生息する赤道付近の熱帯雨林ではなく、サハラ砂漠のさらに北、モロッコやアルジェリアなどにまたがるアトラス山脈の針葉樹林帯にくらしています。このあたりは、冬に雪で覆われることも多いそうです。

バーバリーマカクの毛はとても密に生えていて、 冬の寒さでもできるだけ体温が奪われないようになっています。 バーバリーマカクの尾が米粒ほどの小ささなのも、同じように体温維持のため、表面積を小さくしたためだと言われています。


わたしたちに身近なニホンザルも、雪の中でくらすことで知られており、海外ではスノーモンキーともよばれますが、バーバリーマカクもスノーモンキーですね。

さて、寒い日はそれほど続かず、2月をむかえ、春の兆しが見え始めてきました。

春といえば、若葉です。ヤエムグラ、カラスノエンドウなどが少しずつ生えてきていましたので、さっそくニシゴリラのタロウさんへ。

やっぱり柔らかい葉はおいしそうです。

今年は葉っぱをよく食べるバーバリーマカクもいますので、例年以上に若葉摘みが楽しくなりそうです。

それでは、また。