寒さがだいぶ和らいできましたね!寒がり体質の私には嬉しい季節!ビバ春!!阿野です!!
さて、ワオキキツネザルたちの群れづくりを進めています。これは終わりなき旅かもしれないです。
2月に開催されたプリマーテス研究会で川崎さんがワオキツネザルの群れ管理についてポスター発表をしてくれました。
そのポスターの中に『秋冬時期は発情が来るから群れ管理に向いてないと思っていたけど、気温が低いと個体同士がくっつきがちで群れに入りやすいのかも』的なことが書かれています。
ここ数年、発情期は闘争が多くなるから群れ調整は控えめにしておこう…という流れでしたが、今回のポスター発表で少し考え方をことができました!
もちろん、キツネザルたちの発情からくる闘争を考慮しなくてはいけませんが!
そして、今からの季節が本来群れづくりを進めていっていたシーズンです。発情の季節とは違い行動のパターンも読みやすかったりします。
今回はマダガスカル館に移籍した『チョウジ』の群れ入れの進捗です!

ワオランドのオス群れにいたチョウジですが、ナエとプッカの一悶着に介入してオス群での立場が危ぶまれていました。
なかなかオス群れに馴染めなくなってしまったので、マダガスカル館にいる『ミツオとナエ』と『ウマズラとクレソン』の2ペアのどちらかに入れられればと思い移籍してもらっています。
すぐに一緒にはできないのでケージでお見合いを続けており、元オス群仲間であったナエがだいぶマイルドになってきたので、チョウジを進めることに。
オス群時代にナエとプッカの争いに介入したこともあり『ミツオとナエ』より先に『ウマズラとクレソン』で試してみることに。

↑ウマズラ

↑クレソン
ファーストコンタクトはウマズラからチョウジでした!

ケージお見合い中にちょっかいを出すのはウマズラが多いので、この状態でお互いに手が出ないのは嬉しいですね!
次にクレソン

クレソンはケージから出た後にちょっかいを出すことが多く、少し心配でしたが、あまりチョウジを気にしていない様子!よかった!
チョウジは隣の部屋のミツオやナエも気になりつつも、同室にいるウマズラとクレソンが近いてきても激しく拒否することなくです!
まだ、触られたり匂われたりは嫌なご様子のチョウジ

とりあえず、ウマヅラとクレソン、チョウジの相性は『良い側の悪くない』という感じです!
とりあえず、3頭とも餌を食べることができているので、このまま同居で進めていこうかと思います!

とりあえず、よかった!
おめでとうチョウジ!
みんなよく頑張りました!