こんにちは!バックヤード担当の奥川です!
あっという間に9月になりましたね。本当に台風来てる?と思うくらい雨がやんだり降ったり、なんなら晴れたりしていますが、みなさまもお気を付けください。
台風が過ぎ去ったら、涼しくなっていてほしいな…なんて思っております。
さて今回は、最近のクリスプについてお話ししたいと思います!
クリスプと言えば、キュルキュルの目に、葉っぱの食べ方が豪快!で有名ですね。


そんなクリスプですが、先月下旬頃、急な食欲と活力の低下がありました。前日の夕餌はしっかり食べていたのですが、次の日の朝餌のとき、いつもなら名前を呼んだりリンゴを見せたらすぐに食べに来るのですが、全く来ず…。お尻を頭よりあげており、その後横になってかなりしんどそうな感じだったため、急遽入院をさせました。

そして検査をしていただいた結果、心不全と肺水腫との診断でした。
心臓の収縮機能が低下していること、左心房と左心室の間にある僧帽弁で逆流が起きているとのことでした。急に活力が落ちたは、心筋梗塞が起こりかけていたのかも、入院時にお尻を頭より上にしていた体制も、肺水腫による呼吸のしずらさからかも、という感じでした。
検査後、麻酔から覚めることはできましたがなかなか意識がはっきりせず、ずっと横になっており気が気でない状態でした。夕方、ブドウ数粒を口に持っていき、なんとか食べてくれたので少しほっとしたのを覚えています。
次の日の朝、クリスプを見てみると横になってはいますがしっかりと呼吸をしていました。そして朝餌の時には自分の力で座る体制になり、もりもりと餌を食べていました。なんという生命力。ですがいつ倒れてもおかしくない状態のため、油断は絶対にできませんでした。
しばらくは、まず肺水腫の治療のための利尿剤などを投与していもらい様子を見ました。
たまに、呼吸がしずらいのかお尻を上げた体制をすることもありますが、しっかりと排尿もあり、食欲も旺盛で、落ち着いて過ごしていました。
そして約一週間後に、再検査をしていただきました。
変わらず僧帽弁での逆流はありますが、肺水腫は治っているようでした。
なので、心臓弁膜症による慢性心不全との診断になりました。
この時も、検査後はずっと横になっており力が入りにくそうでしたが、次の日にはまたもりもりと食べていたので、またしてもクリスプの生命力に驚かせられました。高齢なのもあり、寝ている時間はすごく増え、耳も少し遠くなっているようですが、声をかけるとしっかり反応もあるので一安心です。
ですが、いつ心筋梗塞などで急に倒れてもおかしくない状況は変わらないので、ヤクシマザルのタイマイと同じように今後はお薬を飲みながらの生活になりました。
そして退院できることになったので、高齢かつ目が見えにくいクリスプが安全に暮らせるように、もともと過ごしていた場所に新たに足場をつけました。

最初は少したどたどしい様子でしたが、設置した足場をしっかり活用して高齢なのを感じさせない移動に感動しています。


上下の移動も余裕のようです。
相変わらず葉っぱは大好きです。


豪快な食べ方も変わらない!

大好きな柑橘類も毎日食べております。
動物の生きる力には、本当に驚かされることばかりですね。
こうして食欲が回復して、動いている姿を見ることができて良かったです。
ちょっと気強すぎない?と思う時もありますが、これからも元気に穏やかに過ごしてほしいな、と思います!