最近は、Love Dream Happinessの推し活が多くフラッグをたくさん振っていたのですが、ひさしぶりにMr.生バンドを体感し心にしみる音楽にふれたばかりのキツネザル飼育担当の川﨑です。
アクア・トトぎふさん主催の河川清掃活動に参加させていただきました!
どんな活動かというと…
濃尾平野にも生息している「イタセンパラ」という絶滅の危機にある日本固有種の淡水魚をまもるための清掃活動です。
川の清掃が直接的に絶滅の危機をとめるのはむずかしいですが、海洋プラスチックゴミを抑制し、いきものがくらす環境をまもることにつながります。
今回の清掃活動には、日本モンキーセンターの職員以外にも地元の高校生さんも参加していました。高校生の方々は、イタセンパラや、ハリヨの保護活動をしているそうです。

清掃活動では、こんなものも捨ててあるの!?の連続でした。多くみられたのは、食べもの・飲みもののゴミ、釣りに使ったであろう道具やイスでした。

清掃活動後は、イタセンパラについてや、アクア・トトぎふの飼育員さんたちが木曽川で採取したいきものをみせていただきました。
木曽川沿いに住んでいた私ですが、恥ずかしながらこの活動に参加するまでイタセンパラについて全く知らなかったです。
参加することで知れる・得られる情報は貴重なものです。
知ったことを伝えることでイタセンパラの保全につながります。
ほんの一部になってしまいますが、教えていただいたイタセンパラのことをお伝えしようと思います。
イタセンパラは秋になると、ササノハガイやタテボシガイといった二枚貝に産卵をするそうです。そして、春ごろに孵化します。

イタセンパラが絶滅の危機にさらされているのは、外来種であるブラックバスに稚魚が捕食されてしまったり、秋に産卵した二枚貝をヌートリアが食べてしまうのが主な原因なんだそうです。
イタセンパラについてもっと詳しく知りたい方は、ぜひアクア・トトぎふさんに訪れてみてください!
私たちの暮らす町の近くに生息している絶滅の危機にあるイタセンパラ。
そして、私が飼育を担当しているマダガスカルという遠くの島にくらすキツネザルたちのほとんどが同じく絶滅の危機にさらされています。
IUCN(世界自然保護連合)によって10月の最終金曜日は世界キツネザルの日と定められており、キツネザルの保全について理解を深めようという日になっています。

私たち人間に感動をあたえてくれる動物たちが人間の行動によって世界から姿を消し、見られなくなってしまうことを考えると心が痛いです。
ぜひ、みなさまも絶滅に面している動物が世界にはたくさんいることを知っていただき動物をまもることができる行動を探していただきたいと思います。
絶滅の危機にさらされているいきものをまもることは「終わりなき旅」だと思います。私たちが今できることを続けていくことが、「ただ未来だけを見据えながら 放つ願い」を叶えてくれるのだと思います。