バックヤード担当:藤森
みなさん、こんにちは!
いつも「久しぶり」で始まるこのコーナーですが、久しぶりに「久しぶりじゃない」更新ができました!今回は「き」です。
「き」は超絶有名なキンモクセイです!モクセイ科モクセイ属のキンモクセイ。知らない人はいないのではないかというくらいメジャーで、秋口にはオレンジ色の小さくて可愛らしい花が咲き、あまい香りが季節の変わり目を教えてくれますよね♪

キンモクセイは雄株と雌株があるのですが、なんと日本では雄株しか植栽されていないのだとか!? 知りませんでした。
さてさて、そんなキンモクセイに対する動物たちの反応はというと・・・
概ねよかったです。
ヤクシマザルのタイマツもすぐにバリバリッ!

葉が硬いので、食べるときにとてもいい音がします。動画でもどうぞ!
(やや余計な音も入っていますが^^;)
ノンタンも、

ヒナゲシもバリバリ。
(ヒナゲシは現在はモンキーバレイに戻っています)

今回はニホンザル(ホンドザル)のクリスプが撮影しやすいポジションで食べてくれていました!クリスプはいつもいい表情で葉っぱを食べていて、そんなクリスプを見るのが好きなので嬉しい♪同居しているノイズ(ヤクシマザル)にもたっぷり渡しておいたので、ゆったりと食べてもらえました。



こちらでは、自分の分を雑に食べ終えたヒャポタ(左)がヒゲッコ(右)に近づき、

堂々とヒゲッコのキンモクセイに手を伸ばします。

ヒャポタの方が順位が上なのでヒゲッコは強くは出られませんが、ヒャポタも荒っぽいことはしないので、全部は渡さないぞ!というかんじで静かに抵抗するヒゲッコの攻防にきゅん^^
イレブンは足で持って手でちぎる例の食べ方をするのかと思ったら

普通に食べるんかーい!

特に臆することなくバリバリと食べていました。

ヨザル組ザザ(左)とザット(右)は

このくらい食べました。

ヨタロウは

ちょい控えめ

ヨツバは

これだけしか残らないほど、ほとんど食べていました!

少し前まで入院していたアビシニアコロブスのラテは、トウネズミモチが好きなのですが、トウネズミモチばかりだと飽きるのかときどき残すことがあります。そんなときにキンモクセイをあげると、味変~♪というかんじでキンモクセイをよく食べることがありました(基本的にはキンモクセイよりもトウネズミモチの方が好きで、キンモクセイだけをあげると、しら~っとした顔をします笑)。

そして最後はブレないドント(笑)今回も華麗にスルーです。

ヨザルなど一部の個体はよく食べていましたが、全体で見ると食いつきはいいものの、最終的な食べ残しは多い印象でした。珍味的な存在なのかしら?
次は「久しぶり」になるのか、ならないのか、乞うご期待!
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※おねがい※
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