夏の到来が早すぎる!到来というより襲来に近い。6月の中旬に30℃になるとは思わなかった。めちゃくちゃ暑くなりそうな今年の夏!
25℃が夏日、30℃真夏日、35℃猛暑日と言われるがこのままでは40℃の酷暑日ができてしまいそうだ。そう心配するのは私だけではないだろう。
暑いのも寒いのも苦手な飼育員、南米館担当の高田です。
早すぎるのは夏の到来だけではなく子ザルの成長だ。子どものあっという間に大きくなるというが、驚いたのはマーモセットの成長だ。先月生まれたクロミミマーモセット(Callithrix penicillata)のスズ。生後3週間ほどでしないでよちよち歩きをし始め(見ている方は落っこちそうで怖い)、4週間でバナナやムシイモなんかを食べ始める。そして数日前から展示場内を走り回っている。

最近一人で動いていることが増えてきている
見ていて少し怖かったりもする。
マーモセットの性成熟は個体差もあるが1年半ほど考えられるため(マーモセットの飼育ガイドラインなどでは繁殖の開始は18か月齢以降が推奨されている)成長が早いと感じるのも当然なのかもしれない。
同じ中南米に生息するオマキザルは性成熟までに4年ほどかかり初産までにはさらに数年かかることが多いようである。寿命で比較するとマーモセットの平均寿命は12~3年(飼育下)とされているがオマキザルは30年程度(飼育下)とされている。
少し比較するだけでもマーモセットの成長が早いことが分かると思う。こうして記事を書いている間にも成長しているのだろう。日に日に成長し目に見えて大きくなる姿を見ることができるのは飼育員としてとてもうれしい。


この一週間で急激に暑くなってきたので体調の変化に気をつけながらファミリー3頭を見守りたい。

ではまた、モンキーセンターで会いましょう。
*オンラインサロン【猿分補給】では、日本モンキーセンターのスタッフたちから毎日いろいろな記事をメンバーの皆さまにお届けしています
気になった方はぜひ覗いてみてください。