【丘days】ネクストステージ?

皆さん、こんにちは!こんばんは!

最近めっきり寒くなってきて朝起きるのが苦痛になってきている江戸です。入社して早いもので10か月が経ちました。ニホンザルの丘担当になってまずは、個体を覚えることから始まり全個体を顔で見分けられるようになり、密かに次のステージへ進みつつある江戸でございます。

さて、その次のステージというのは、個体同士の関係性ってどんな感じなのか日々の観察で調査しようのステージです!!今回は、そんなまだまだ発展途上の観察のお話です。

ニホンザルの丘には現在、86頭が暮らしています。そんなにたくさんの個体が暮らしていたら勿論仲良しな個体もいれば、あまり関わらない・あまり仲の良くない個体もいることでしょう。

サルの群れ社会は複雑でまだまだ理解しきれていない部分も多々あります。ニホンザルの丘の群れでもおそらく人が見て取れない部分で個体同士の複雑な絡み合いがあるのだと思います。それでも日々観察をして個体間の友好関係をある程度知ることができれば、順位変動があったときや何らかの事態で個体を群れから分離させなければならなくなったが1頭だと不安からくるストレスが懸念されるときなどに個体にとってより良い判断ができると思い調査を始めました。

調べているのは主にグルーミングをしている個体、されている個体、しあっている個体、サル団子を作る個体です。

ウエスト(右)はシンミ(左)に献身的にグルーミングをしているところを高頻度で見かけます(シンミがウエストにお返しをしているところは1度も見かけたことがないです、、、)

注意してみていると3段階グルーミングをしていることも!!これは友好関係の調査としてはどうとらえればいいんだろう

写真は残っていない個体同士の友好関係の記録もあるので近々表にでもまとめて皆さんにも見てもらえたらいいなと思っております。今後の何かの役に立つことを願って引き続き観察をしていきます。