こんにちは！寒くなり、食欲急増中の小谷です。
やっとおでんがおいしい季節になりましたね！

さて、今月のさるしり！のテーマは「メンテナンス、大変ナンス」です！
病院も日々さまざまなものをメンテナンスしていますが、今回は意外と？大変な、手術器具のメンテナンスをご紹介します。

※この記事はどなたでもご覧いただけます。

病院ではさまざまな手術がおこなわれますが、大きな手術のときは使う器具もいっぱい！

１つ１つ袋から出して、きれいに並べてから手術スタートです。

実際の手術の様子です。

さて手術が終わり、疲れたなと思って見てみると汚れた手術器具たち…。

すぐにスポンジや歯ブラシを使って、洗剤で目に見える汚れを落とします。

見える汚れがなくなったら超音波洗浄器に入れて15分！

超音波の力で目に見えない細かな汚れを落とします。

終わったら乾燥させて…

見た目はきれいそう！

しかし、使い終わった器具にはまだ菌がたくさんついています。
菌がついたままだと、次使う動物に菌がうつってしまうかもしれません。
そこで菌をできる限り殺す、”滅菌”をするのですが…
この滅菌の準備が大変なんです！！

まず、滅菌する器具を入れるための袋（滅菌バッグ）を作ります。
シートをいい感じの大きさに切って、

シーラーを使って袋にしてから…

器具入れてパッキングしたら準備完了です。

文字にすると簡単ですが、器具が多いと結構時間がかかります。
パッキングは失敗することも…。
厚みがある器具はパッキングを失敗しやすく、袋がぐちゃぐちゃになったときはとても悲しくなります。

無事準備が終わったら、オートクレーブ（高圧蒸気滅菌器）に入れて、

扉を閉めてスイッチを入れれば滅菌開始！
滅菌が終わったらブザーで教えてくれるので、いつもの場所に器具を片付けたら終了です。

こんな感じで、いつ急な手術が入ってもいいように、手術器具は常にきれいな状態にしています。
清潔を保つのは意外と大変ナンス！

カニクイザルのサンバも驚いているに違いない！

　

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