今回はモンキーバレイでくらすヤクシマザルたちの様子をご紹介します。
※どなたでもご覧いただけます。
こんにちは、モンキーバレイ担当の奥村です。
寒さも増してきたモンキーバレイでは、サルたちが身を寄せ合って寒さをしのぐ、
サル団子とよばれる様子がみられるようになってきました。

このサル団子は、家系などの近縁であったり、個体同士の信頼関係によって集うことが多く、

こちらは左からビャクブ、ヒゴイ、ピルチャード(No.2オス)と、いわゆる「ヒ」の家系に、
ピルチャードの懐刀的なダルマワシというオスが加わったサル団子です。

こちらは「ヒ」の家系プラス「ノ」です。
※手前からヒクイドリ、ヒマカ、ヒル、ノラネコ(オスのみ)

いつもは他個体にアゴを乗せてばかりいるヒマカというオスも、

サル団子の際は、“乗せつ乗せられつつ”になります。

こちらは母親集団です。

手前左がノジコとノノハナ(今年生まれ)、そして右がノノハナの祖母のノウム。
奥左がタンジーとタシギ(今年生まれ)、右はタンジーの妹のタルトとタペヤラ(昨年生まれ)です。

そしてこちらが、真ん中のメスの2倍くらいの顔の大きさがあるように見える
群れで1番強いオス(アルファオス)のヒラマサの集団です。
目が合うとドキドキするので、

ノマウマ&ノドグロ兄弟をみて落ち着きたいと思います。
サル団子については、【世界ニホンザルの日】のX投稿でもご紹介させていただきました。
また、当日はガイド配信に不備があり、誠に申し訳ありませんでした。
配信の際に世界ニホンザルの日のハンドサインを世に広めたいと思っていたのですが、
こちらも失念しておりました。
世界ニホンザルの日のために考えたハンドサインがこちらです。

両手で円を作っているつもりの奥村は、地球を表現しようしています。
地球→世界とします。
ここでつまずいてしまうと、後にも先も進まなくなってしまうので、ご了承ください。
世界です。
そして、隣の川原飼育員は見事なピースをしてくれています。
ピースは指が2本→ニホンです。
続いて、江戸飼育員は広げた両手の指を交差して、まるで網の目のようにみえます。
網→ザルです。
最後の堀川飼育員は言うまでもなく、両手で野原に燃え盛る炎を表現してくれていますね。
野火→の日です。
皆さん星座を思い出してください。
プラネタリウムとかで、じわじわ浮かびあがってくる、あの手法です。

世界 ニホン ザル の日
以外には、もはや見えなくなっているかと思います。
このハンドサインを覚えたからといって、何か良いことがあるわけではありませんが、
もし、園内で奥村に向けてこのサインをされている方に気づいたら、
全力で「世界ニホンザルの日!!」とお応えしたい気持ちがあります。
最後に、定期となりつつある、ヒゲッコに関する話題です。

椎茸の香りに驚いて、反射的に谷底へ投げてしまったヒゲッコ。

改めて見せてみると興味はあるようで……

ノドグロと目を見合わせて、どっちがいくか示し合わせているうちに、

ヒノナに持って行かれていました。
そんなヒゲッコもバレイでは最高齢の27歳。
たき火までは、とも思っておりましたが、寒さも増してきているため、
冬の間は大事をとってバックヤードでくらしてもらうことになりました。

また、様子をご紹介したいと思います。
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※オンライサロン『猿分補給』では、モンキーセンターのスタッフたちから、
日々いろいろな記事をメンバーの皆さまにお届けしています。
気になった方はぜひ覗いてみてください。
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