【玉浪漫紀行】おかヘリオス その2

お久しぶりです!荒木です。

しばらく間が空いてしまいましたが、パタスモンキー♂ヘリオスのその後について近況をお伝えします!

前回の記事(2025/12/30)ではヘリオスがアフリカ館に帰ってきて、キノコとマイタケの隣の部屋にいますというところで終わっておりました。

その後はまずキノコ、マイタケの繫殖制限のための処置をおこないながら、同時進行でキノコ、マイタケの部屋(1部屋)とヘリオスの部屋(2部屋)の間の檻を切る工事を進めていました。

もともと同じ群れでくらしていたとはいえ、今の部屋でお見合い、同居と進めていくには屋外、屋内1部屋ずつでは闘争時に個体を隔離することができないので、1.2部屋間の檻を切って2部屋続きにした状態で進めていくことにしました。

こちらが檻を切った後です。

これで1.2部屋に行き来できるようになりました。

施設の準備が終わりましたので、2月下旬からまずはキノコとヘリオスの短時間同居から進めました。

その時マイタケは避妊処置の術後ということもあり、ケージに分離した状態だったので、ヘリオスとキノコの同居してもらいつつ、マイタケとヘリオスもケージ越しでお見合いができるようにしていました。

キノコとヘリオスの2頭の同居は同居直後はヘリオスがキノコを執拗に追う姿も見られましたが、同居を繰り返すうちに2頭とも落ち着いた姿が見られるようになり、挨拶や相互グルーミングなど親和的な行動も見られ関係性も良好でした。

そして次のステップとして、マイタケの合流させ3頭での同居を3月上旬におこないました。

3頭での同居してすぐにマイタケがヘリオスに対して威嚇する姿が見られ、キノコもヘリオスと良好な関係性だったんですが、マイタケに便乗してヘリオスをマイタケと追う姿が度々見られました。

体格はヘリオスのほうがかなり大きいので、マイタケにやり返せばそれで順位が落ち着くかなと思ってしばらく見ていましたが、ヘリオスは性格が優しいのかメスたちが怖いのか、一向にやり返す素振りが見えず、メスたちの威嚇も強くなってきて、攻撃するようになりました。しかしヘリオスは一向にやり返さず逃げるのみ。

少し日にちを明けたり、合流方法を少し変えてみたりしましたが、なかなかマイタケとヘリオスの関係性が改善しないため、一度3頭同時に合流は見送り、ヘリオスとマイタケの関係を改善するように2頭での群れづくりに取り組みました。

まずは短時間同居から始めましたが、ヘリオスとマイタケの2頭での同居ではマイタケもヘリオスに対して特に攻撃的な行動も見られず、関係性も悪くないようでした。

しばらくマイタケ、ヘリオス2頭での同居を進め、関係性も改善したので、少し前からキノコも混ぜて3頭での同居を再開しました。

以前の時よりも3頭とも落ち着いており、関係性も悪くないようです。

ここ最近は日中は3頭ですごし、夜間は施設の関係上2頭(キノコ、マイタケ)と1頭(ヘリオス)に分けています。

夜間の気温もそこまで下がらなくなれば終日の同居に移行する予定で施設の準備を進めております。

群れづくりには個体の関係性や順位以外にも、個体の性格や群れの状況、施設の状態、その時の個体の状態(緊張やリラックスしている)など様々なものが複雑に絡んでくるのでなかなか大変な作業ではあります。ひとまず個体の関係性が改善してくれて安心しました。

また今回のヘリオスに限ってですが、1頭でくらしていた時は飼育員に対してかなり緊張する様子が見られていましたが、同居を開始し群れですごす時間が増えたことで飼育員に対しての緊張感が和らいだように感じました。

ヘリオスにとっては群れですごせることが緊張の緩和につながったのかなと思います。

凛々しくも少し気が小さいヘリオス

父親のアトラスに似て口元が少しゆるいですが、温かく見守っていただければ幸いです。

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