赤い顔

太平洋の向こう側では行われているワールドカップ熱い戦いは、いよいよ準々決勝に突入した。より激しいゲームになるだろう。我らの日本代表はラウンド32で敗退したが、大国ブラジルに善戦したと思う。

選手たちは悔しいだろうけど20年前のブラジル戦とは大違いだね。あの試合を最後に日本人選手が欧州で活躍できることを証明したパイオニアは20代で引退し、天才レフティーは大会を通して本来の輝きを放つことができなかった。

日本サッカーの進歩を感じるよね。

長くなりそうなので趣味の話はこのくらいにしてサッカーを愛してやまない(もうわかってるよと声が聞こえそうだけど4年に1度だから許して)南米館担当の高田です。

さてタイトルの「赤い顔」だけど「赤い顔」と聞いて思いつくものと言えば「ニホンザル」「赤鬼」「フェイスペイントしたサポーター」(笑)...

まあいろいろと出てきそうだけど、南米館にも赤い顔の個体がいる。

ペルークロクモザル ♂アイレス

ペルークロクモザル(Ateles chamek)アイレス。ペルークロクモザル実は日本で飼育している動物園(JAZA加盟園では)は日本モンキーセンターだけです。赤い顔をしているでしょ。すべてのペルークロクモザルの顔が子ではないらしい(もっと黒い顔した個体とか)がモンキーセンターのクモザルでは一番赤い顔をしている。アカガオクロクモザルというクモザルも世界にはいるので間違えないでね。

クモザルの分類も結構難しい。昔は分類が細かくなかったこともあるからこれも科学技術の進歩なのだ。そもそもクモザルが最初に来日したのは1902年(明治32年)らしい。1902年(明治32年)は我々サルに関わるものならば忘れてはならない。そう皆さんご存じ日本霊長類学の父である今西錦司はこの年に生まれたのだ。

余談を挟んだが、およそ120年間の飼育クモザルの歴史が繋がっている(もちろん海外からの輸出入あった)のだからすごいよね。明治時代に初めて来日したころは「ジェフロイクモザル」「ケナガクモザル」「クロクモザル」の3種がいるとされていた。その後、研究が進み、クモザルは現在7種に分けられる。「ジェフロイクモザル」「コロンビアクロクモザル」「ブラウンケナガクモザル」「ケナガクモザル」「ペルークロクモザル」「アカガオクロクモザル」「ホオジロクモザル」。

ところが動物園では3種のままの分類で飼育管理や繁殖がされていたため、結果的に展示の種名が正しくなかったり、種間雑種が生まれたりしてしまった。クモザルは見た目のみでの分類は難しい。

こんな格好をすることもある

今では科学技術が進み体毛や血液で種が特定できるようになった。

「大事なことは目に見えない」と言ったのは“星の王子さま”だっだな。サン=テグジュペリは鋭い指摘をしたものだ。

動物を観ながら科学の歴史も感じてみてください。ではまた、日本モンキーセンターでお会いしましょう。

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気になった方はぜひ覗いてみてください。

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