【キツネザルの部屋】ここらで整理をしときましょ!

テレビとかで『子どもに聞いた将来なりたい職業ベスト10』みたいなので毎回『飼育員』が出てくることを期待してしまう阿野です。

ワオキツネザルの群れ調整を続けています。相性が悪くなったり…より良い環境を提供してあげたり…群れ調整の理由はいろいろです。

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【キツネザルの部屋】ワオキツネザルの夏の終わり?

やっと暑い夏が過ぎ去っていくのを感じています、キツネザル担当の川崎です。

先月の記事では、「ワオキツネザルの夏」をお伝えしましたが、今回はワオキツネザルたちの夏の終わり?が近づいているような気がする行動をお伝えいたします!

台風10号の影響で、曇り空が何日か続いていた頃、、、

Waoランドは、ワオジャンプ祭りとなっておりました。

ワオジャンプとは…

日本モンキーセンターのWaoランド内にある屋根の端と支柱を飛び交うワオキツネザルのジャンプのことをワオジャンプと呼んでいます。

↑こんな感じです。

真夏日は暑さから逃れるために日陰ですごしていることが多かったのですが、少し涼しくなるとワオジャンプ祭りが始まることがあります。

甲子猿で紹介した耳毛の長いレンジャクが1番活発に動いていました。(どちらの写真もレンジャクです!)

徐々に台風が近づいてくると大雨が降る日もありました。

去年は10月初旬に登場したヒーターが、今年は8/29に登場しました。

まだ8月なのにヒーターは早いかなー?でも、肌寒いよなー、と思いながらヒーターを出してみると、、、

おでこの白い部分がハートの形のレミントンが1番に温まりに来ました。

台風が熱帯低気圧に変わってからもワオキツネザルたちの行動は徐々に活発になっています。

日除けと日除けの合間から差す太陽の光で日光浴をしたり、

ロープを渡ってみたり、

風を感じてみたり、

まだまだ残暑が続いていますが、少しずつ活発になってきているワオキツネザルたちの姿をぜひ観察しに来てください!

オンライン交流会のお知らせ】アフマダ交流会!

【猿分補給】サロンオンライン交流会のお知らせです。今回はアフリカ館担当の宗像とアフリカ館マダガスカル館半々担当の阿野でお届けします!

担当の2箇所の近況以外のどんな話題も大歓迎です!

ご参加お待ちしています。

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【キツネザルの部屋】ワオキツネザルの夏

今回は、夏休みの宿題「自由研究」の題材になりそうなお話をしようと思います!

ワオキツネザルたちと一緒に暑い夏を乗りきります!キツネザル担当の川崎です!

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毎日暑い日がつづいておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?そして、夏休みの宿題は順調に進んでいますか?

夏休みの宿題といえば、自由研究!

自由研究という宿題は後回しにすればするほど自分を苦しめていた記憶が…笑(宿題のない方は、自主的自由研究してみませんか?)

日本モンキーセンターには、Waoランドというワオキツネザルを近くで観察することのできる施設があります。

この季節のWaoランドでは暑さをしのぐために、ワオキツネザルたちは日陰にいる時間が長くなります。

寝室から出て15分ほどは、元気に探索しているのですが…(写真には、4頭のワオキツネザルが写って居ます。)

探索が一旦終了すると木陰で休憩。

カチコチフルーツを舐めて涼んで…

風が吹くと全身で風を感じて…

♂群 レンジャク

冷たい草の上で休息。

寝室に帰ると冷えひえの床で体温を逃がします。

とても暑いWaoランドですが、長時間観察しているとワオキツネザルたちのさまざまな行動が観察できます。

夏の自由研究にもってこいのWaoランド。

なぜこんな行動をしているんだろう?

どんな食べ物が好きなんだろう?

Waoランドには池があるのになぜ入らないんだろう?

などなど、たくさんの疑問が浮かんでくるのではないでしょうか?

Waoランドのオープン中には、飼育員が絶対にいるので疑問に思ったことがすぐに聞けます!

↑Waoランドのオープン時間

そして、自由研究のヒントが貰えるかも!?

ぜひ、日本モンキーセンターで自由研究をしてみてはいかがですか?

-------------------------※オンライサロン『猿分補給』では、モンキーセンターの飼育員たちから、毎日いろいろな記事をメンバーの皆さまにお届けしています。

気になった方はぜひ覗いてみてください。

https://community.camp-fire.jp/projects/373624/preview?token=3pppyarn

【キツネザルの部屋】飼育員2年目の個体識別

飼育員になって最初の試練は、個体識別。

キツネザルの担当になって、初めてキツネザルたちを見たときは、どこが違うの!?全部一緒じゃん!!と感じたのは今でも覚えている川﨑です。

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顔に特徴がある個体は、来猿者の方にも紹介しやすいので、みなさまも聞き馴染みがある個体がいるかもしれません。

例えば、
・おでこの白い部分がハートの形に見える”レミントン”


・正面から顔を見ると鼻筋が少しゆがんでいる”チャツネ”


・薄い黄色の瞳で、目の周りの黒い部分と鼻の黒い部分の線がハッキリ繋がっている”チゴハヤ”

なぜ、急に個体識別の話になったかというと!

昨日7/13から開幕した、「日本モンキーセンター飼育施設なんでもアピール選手権大会」通称 【甲子猿

日本モンキーセンターのビックイベントである甲子猿で優勝を目指すにあたって選出する個体を決めるためです。

日本モンキーセンターで飼育しているキツネザルは、約50頭います。

その中でも、顔の特徴やこれまでの甲子猿で出場経験のある名の知れたキツネザルたちがいます。

ですが、それらの有名な個体を選出して優勝を目指すよりも、まだまだ有名になりきれていないキツネザルたちの眠っている個性を引き出し、みなさまの心にキツネザルの魅力を届けたい。そして、優勝をする!という熱い気持ちで、今回の甲子猿に臨んでいます。

優勝するための作戦として、個体識別がとても重要になってきます。

飼育員2年目の個体識別は、後ろ姿やたたずまいなど、遠目からでも個体識別ができちゃうみたいです。

今回の甲子猿では、遠目からでも伝わってくるキツネザルたちそれぞれの個性を光り輝かせたいと思います!

キツネザルたちのみで構成された馬太加須高校の初戦は、春に開催されたプチ甲子猿で、同率でW優勝となった犬神学院との戦いです。

これまでアヌビスヒヒオンリーだった犬神学院は、ニホンザル、ボリビアリスザル、ビーグル犬、シバヤギが参戦し、「犬神学院附属丘島楠高校」にレベルアップしているため、油断はできません。

2分間のプレゼンで、みなさまの心を鷲掴みすることができるよう、頑張りマダガスカル!