守り人

数年ぶりに花火を観た。なかなか奇麗なものだ。 そして不思議なものだ。何しろ花火は火薬に酸化銅やアルミニウムなんかを混ぜて様々な色にしているのだから、花火職人は科学者顔負けだ。 同じ火薬を使うならば、爆弾ではなく花火が良い。そう思うのは私だけではないはずだ。

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【ロード・オブ・ザ・南米】~小さな世界~

 先日、健康診断で生まれて初めて胃カメラを飲んだ坂口です。50歳になるので記念撮影です。鼻から入れました。キツかったー。現代医療が発展してるのに、この検査はなくない?と思いましたが、私の親から話を聞くと、ずいぶん楽になったようですけどね。

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リスザルはサルです

こんにちは。まずは小話を一つ。

暑い日が続き来園してくれた幼い兄弟からこんな会話が、

兄「暑いね」

弟「暑いね」

兄「夏が寒くて冬が暑ければいいのにね」

弟「いいのにね」

・・・・・それでは同じである。

思わずマスクの下で顔がほころぶ。

彼らは半年後にも同じ会話をするのだろうか。

いつからこんなほのぼのしたことに涙腺高まるようになったのか。

そんな私は、作家でもなければ脚本家でもない。飼育員なのだ。

南米館担当の高田です。

さて、子どもの無邪気さに触れたところで無邪気な質問に答えよう。

「リスザルはリスなのサルなの?」

結論から言うとリスザルはサルである。

南米館 ボリビアリスザル 

リスザルは霊長目=サルのなかま

リスは齧歯目=ネズミのなかま

ボリビアリスザルはアマゾン川の上流域に生息しているサルである。

リスザルの「リス」は南米大陸に生息しているリスに毛の色が似ているからだそうだ。

それでは「ボリビア」は?

これは生息地の一つのボリビア(国の名前)が由来になっているそうだ。

学名の「Saimiri boliviensis」のsaimiriは小さいサルを意味する。

野生では複雄複雌の群れをつくり、果実や虫なども食べる。

ボリビアリスザル 英名:Bolivian Squirrel Monkey 学名: Saimiri boliviensis

日本モンキーセンターでは南米館とリスザルの島で観ることができます

それではまた。

*オンラインサロン【猿分補給】では、日本モンキーセンターのスタッフたちから毎日いろいろな記事をメンバーの皆さまにお届けしています。