【今月マンドリル推し】ガボンさんへ

アフリカセンター担当: 廣澤

ガボンさん

大きな体と、繊細な心を持っているというガボンさん。

誰よりも目がまんまるく、くりくり。
大きな体の先にある、トグロを巻いてる風の短い尻尾がチャーミングです。

とぐろ、巻いてませんか?

デコさんたちのいる雄雌群れを離れて2年、2017年より再びアフリカセンターで、雄群れの1番オスとしての生活が始まりました。
久しぶりに会う若いオスたちに、ニィっと歯を見せて挨拶したガボンさん。
若いオスたちが、ガボンの後ろをビビりながらも興味深げについてまわるのを、堂々とした態度でゆるしていた姿がカッコ良かったです。

そんな当初の緊張感も今ではなくなりましたが、男同士で近くにいること自体あまり見かけなくなりました。一緒に暮らしてるのが、慎重派のサンフジだけになってしまったからかもしれませんが。

アフリカ館では、高いところで寝ていたガボンさん。
アフリカセンターに戻ってきてから、地面でよく寝ていますね。床暖の上で。

こっちむいて寝ているのでしょう。ガボンの寝癖はたいてい右に傾いていますね。

地面ばかりで行動していては筋力落ちてしまわないかと不安で(年も年なので)、櫓を立てると、

食べるためなら・・・

よっこらせ。

じきに陽のあたる櫓の上を気に入ってくれたみたいで、甲羅干ししている姿を目にするようになりました。
こっそり写真を撮ってニヤニヤしてます。

まるまった背中が、縁側のおじいちゃんみたいです。
(誕生日は1998年4月11日で、現在21歳です)

寒い日には昼間も室内の床暖の上で過ごしているみたいですが、外で食べものの気配があるとすかさず外に出てきます。ガボンに気づかれないようにこっそりサンフジにあげようとしていても、いつも隙間からチェックしていますよね。

ガボンが見えますか?

めざといというか、いつも見張られてる感じがして怖いです。ガボンは見た。的な。

すぐ出てきます。

そして、2019年の春から隣にやってきたニースケのことも、しょっちゅうガボンは見た、してます。

見ている姿はちょい恐いけど、 後ろ姿は萌えます。脚伸ばしているところが。 (あ、写真がみつからないっ)

ヤッシ、サンフジ、ニコンと一緒になったときは穏やかなようすをしていたガボンも、もう大人な体つきをしているニースケが隣室にやってくると威嚇することも。ニースケ自体を気にしているのか、可愛がってた(!?)ニコンを心配してか定かではありませんが、フェンス越しに新入ニースケを脅すガボンさん。あくびも止まらず、立派な犬歯を見せつけておりました。

おとこばかりの生活ももう2年が経ちました。おとなに成長中の若オスに囲まれて大変なこともあるだろうけど、あんまり悩まないでね。