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1.三猿

2.猿に祈る

3.郷土人形

4.玩具

5.猿が出てくる物語

6.猿を描く

7.切手・燐票・
  ポスター


8.猿がいる道具

9.こんなものも資料

10.犬山の猿

11.モンキーセンターの
   品々


12.堀部邸での展示








日本モンキーセンターは登録博物館として、さまざまな資料を収集・保存しています。その中の1つが「猿」と関係する多種多様な品を集めた、民俗資料、通称「猿二郎コレクション」です。私たち人と猿の仲間「霊長類」の「文化的なつながり」を表す大事な資料群です。

現在、5400点近くの資料が登録されています。その内容は三猿や絵馬など人が猿を通じて祈りを込めてきた品々、人形をはじめとする玩具やお土産品、彫刻や絵画などの芸術品、食器や服飾をはじめとする日曜道具、そして日本モンキーセンターでかつて販売されていたお土産品など、文字通り「猿であればなんでも」収集されています。




-なぜ「猿二郎コレクション」というの?
この「猿二郎コレクション」、その土台となったのは伝統芸能である人形浄瑠璃の三味線奏者であった三代目豊澤猿二郎氏(1918-1975)が個人で収集されていたコレクションです。申年にうまれ、猿をこよなく愛した猿二郎氏は、京都の自邸に膨大なコレクションを収集していました。

1962年、日本モンキーセンターは豊澤猿二郎氏からコレクションの寄贈を受けました。その後、園内(現在の日本モンキーパーク敷地内)に「猿二郎館」という日本家屋風の展示施設が建設され、コレクションが展示されました。猿二郎氏もまた犬山に移り住み、コレクションの収集を続けました。   

その後、猿二郎氏だけでなく日本モンキーセンターの職員による収集、あるいは個人からの寄贈などを受けて、民俗資料はその数を増やしてきましたが、その基礎となったコレクションから、現在でも「猿二郎コレクション」と呼んでいます。
  豊澤猿二郎氏(右)  
  1966年 JMC創立10周年パーティーにて.
  左は間直之助氏.

  eb-3423

(画像をクリックすると拡大します)


猿二郎コレクションには、三味線奏者としての猿二郎氏と関係する資料も含まれています。
文楽人形 猿頭

14.5×8.7×7.4 cm
eb-0550
祝儀袋
昭和44年2月

18.0×10.0 cm
eb-4794 



このウェブサイトは2018年度に開催した特別展「サルづくし ~大猿二郎コレクション展~」での展示内容を中心に、近年の整理成果などを含めて構成したものです。
2018年度開催の特別展はこちら http://www.j-monkey.jp/event/special/2018enjiro/index.html

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