アフリカセンター担当:廣澤
今日は動物行動学を学ぶ学生さんが、モンキーセンターで実習してました。
私も一緒にチンパンジーを約1時間観察しました。
観察した約1時間、5チンパンジー(ジミー、マリリン、フジコ、マモル、マルコ)は、ほぼずっとタワーの上で過ごしていました。
畳1畳分くらいのスペースに、みんな勢ぞろい。
みんなで仲良く遊ぶのかな?はたまたグルーミングを始めるかな?と少々期待しながら観察してましたが、『大の遊び好き』で推していたジミーはなんだかおやすみモード。丸まって寝ていることが多かったです。フジコも、やんちゃ坊主に背中を叩かれながらも、無視を決め込んで、丸くなって寝てました。今日はちょっと風が強かったので、気分があがらなかったのでしょうか。
そんな中、マモルは、マルコからいっぱいの愛情をもらってました。マルコのおっぱいを吸って甘えたあと、マルコにくすぐられ、甘噛みされ、顔を足で踏みつぶされる始末。こういう手荒な遊びが大好きなマモルはとってもうれしくなってグフグフと笑い声を漏らしてました。10mは離れている私たちにも、耳を澄ますとその笑い声が聞こえてきて、こちらまでニンマリしちゃうほど、穏やかなひとときでした。
残念ながら、距離も遠く逆光だったので、足蹴にされて喜んでいるマモルのようすを撮影できなかったのですが、観察時間終了後、こっそりタワーの背後へ回り込み撮影してきました。
そのころには、マルコは遊びモードからまったりモードに変わってしまっていましたが、まだまだ遊び足りないマモルはタワーの頂上でコンクリートを太鼓のように叩いてひとり遊んでおりました。どれだけ楽しそうに遊んでいても、周りのおとなたちはしらんぷり。疲れ知らずのこどもの相手をする気はないようです(笑)。誰も遊んでくれないので、ついには、自分の腹や頭を叩いてひとりで遊ぶマモルなのでした。
では、腹叩きするマモルを動画でどうぞ。
がっつり観察すると、やっぱり楽しい。