打越
ジェフロイクモザルのレイリーは生後9か月になりました。様々なハードルを周囲のあたたかい目に見守られて、なんとか乗り越えてきています。
近頃では、お母さんのレイコさんの周りをぐるぐると回ってみたり、りんごを食べてみたり。

リンゴを手に持つレイリー. 2018年11月28日撮影.
お母さんから、最大で1メートルまで離れるようになりました。

レイリー(左)とレイコ(右)2018年11月28日撮影.
お母さんがちゃんと見守っています。
お母さんのほかに、大人の女性のフラワーさんとレイチェルさん、大人の男性のチロルさんと一緒に暮らしているのですが、お母さん以外のメンバーとの関わり方にも成長の様子がみられてきています。

レイチェル(左)の手首をもつレイリー.2018年11月28日撮影.
おとつい(11月28日)、チロルがレイリーをあそびに誘っていました。(動画は50秒です)
チロルが顔を水平方向に細かく繰り返し振る行動がコミカルですね (Face-Shake)。チロルはレイリーの指先や胴などをソフトにかみます。レイリーにもプレイフェイスがみられ、チロルの誘いに応じているようですね。チロルはレイリーのお父さんです。ふたりの関係はこれからどのように深まっていくのでしょうか。目が離せません。
12月2日(日)の「第53回京大モンキー日曜サロン」では、「人間とチンパンジーの笑顔は何がちがう?」のタイトルで、川上文人先生がお話ししてくれます。笑顔は毎日あたりまえのように目にするものだけれど、よくわかっていないことが多くあるようです。“チンパンジーと人間の笑顔について、似ているところとちがうところを探してみましょう” 日曜サロンのリンクはこちら→ http://www.j-monkey.jp/event/salon/index.html