南米担当:土性
いきなりですが
リスザルはどこにいるのでしょうか?
リスザルは
ここにいます!
皆さんわかりましたか?
実は、今回の問題はあることがきっかけで投稿することを決めました。
それが
「ミカンちゃんって高いところへ行かないんですか?」
という質問。
ミカンちゃんのことを紹介するとこの質問をよくされるようになりました。
ミカンちゃんは1996年9月に日本モンキーセンターにやってきた個体です。
リスザルの飼育下での寿命が20~25年といわれているので、既に相当な歳なんです。
そのため、年相応に足腰も弱ってきているらしくかなりよぼよぼとした歩き方をしています。
走る姿はほとんど見ることはなくて、ジャンプも高いところから近場の低いところに飛び移るぐらいです。
そんなよぼよぼした姿とよく地面に近いところにいる印象が強いためか上記の質問をよく耳にします。
質問を受けているときも、ミカンは地面に近いところにいるので言葉だけの説明になってしまっていたんですが、ちょうど良いし探してもらおうということで、この記事と相成りました。
上の写真も近づいてみると
かなり細い枝の上でも器用に丸まって、休憩をしています。
なんなら
ロープの上でも休憩します。
ちなみにどちらの位置も(はかったわけではないのでおそらくですが)2m以上の高さはあります。
他のリスザルたちと比べてしまうとこれでも低い方ですが、写真の解像度的にこれが限界です。
でも、もう少し上の枝までいっているのもみます。
それより上は目の解像度的に限界です。
木のてっぺんの方になると双眼鏡が必要になってきますね。
そこまで登った方法はロリスのように手の届く範囲でしっかりと枝や幹を掴み上っていきます。
降りてくるときも手を1歩ずつゆっくりと地面におりてきます。
まだまだ元気なリスザルの島のご長寿メンバーの1頭です。
そんなミカンちゃんにも是非、会いに来てくださいね。