モンキーバレイ担当:奥村
もうすぐ12月、、、
先日、自宅のクリスマスツリーを引っ張り出して、3歳の息子と飾り付けをしました。
0歳の息子もいるので今年はツリーを玄関においてサンタに備えます。
町もすっかりXmasや年末年始ムードが漂う季節となりましたが
12月は他にもおっきなイベントがありますね。
まずは12月3日!
世界ニホンザルの日
どうしてこの日が世界ニホンザルの日になったかというと、
1948年12月3日に宮崎県の幸島で、京都大学の今西錦司らが初めてサルの調査をおこなったことからきています。
ニホンザルは、ヒトを除く霊長類の中でもっとも北に生息し、霊長類の多様性を象徴する動物であるようで、今西錦司らが創始したニホンザルの研究は、その生態や社会の解明から医学研究への応用にいたるまで、霊長類学を発展させ多くの知見をもたらしてきました。いっぽう、絶滅が心配される地域もあれば、ヒトとの軋轢が生じている地域もあり、ヒトと野生動物の共存について考えさせてくれる存在でもあります。
そして、世界ニホンザルの日は、このようなニホンザルの魅力を知り、関心を高め、保全や福祉について考える日にしましょう。ということなのです。
【世界ニホンザルの日】のサイトはこちらから↓
https://sites.google.com/view/world-japanese-macaque-day
世界ニホンザルの日を機に様々な情報発信がされていくと思いますが、
せっかくなので、奥村からもニホンザルについて少しだけ、、、
ニホンザルはオナガザル科マカク属に分類されるサルで、日本だけに生息しています。
本州・四国・九州に分布するホンドザルと、鹿児島県の屋久島に生息するヤクシマザルの2つの亜種があります。
モンキーセンターではホンドザルはアジア館で、ヤクシマザルはモンキーバレイでご覧いただくことができます。
ホンドザルは毛の色が茶色(白っぽい)で

ヤクシマザルは毛の色が茶色(黒っぽい)です。

そんなヤクシマザルがくらすモンキーバレイという場所で、今年もたき火が始まります!
冬の風物詩【たき火にあたるサル】などイベント情報はこちらから↓
※世界ニホンザルの日の関連イベント情報もご覧いただけます。
https://www.j-monkey.jp/event/index.html#wjmd2022
このあたりから、だんだんとツイートさせていただいた動画の謎に迫っていきたいと思います。
日本モンキーセンター(公式)Twitterにて

このようなツイートをさせていただきました。
動画はこちらです。
奥村は2019年くらいから、動物に何かを与えるでもなく、
何かをしてもらうでもなく、動物のことを想って唄う。
という活動をさせてもらっております。
最近では少しその活動も滞っておりますが、園内唯一のレストレラン【楽猿】さんでほぼエンドレスでかけていただいております。
そろそろ有線に変えてもらわなくちゃなと思っておりますので、しばしお待ちください。
動画はヤクシマザルのヒョウガという個体について唄ったものになります。
ヒョウガついてはこちらの『飼育の部屋』の記事をご覧ください↓
ヒョウガは2022年2月25日に脾臓腫瘍による癌性腹膜炎のため亡くなりました。
23歳でした。
ある特定の個体にのみ思い入れのある飼育員というのも、
どうなのかなとは思うのですが、
ある特定の個体との思い出というのもやはりあるもので。
飼育員という仕事を続けさせてもらうなかで、
プロとして日々ベストをつくせるよう心がけているのですが、
自分の至らないところや、気づけなかったところ。
そういった経験を今後も活かし続けていきたいです。
そんな気持ちで毎年迎えるのが慰霊祭なのですが、
慰霊祭は10月17日、モンキーセンターの創立記念日におこなわれます。
毎年、その一年で亡くなった動物たちに思いを馳せます。
今年の慰霊祭は雨。
奥村はその日、お休みをもらっていたので家族を連れて猿塚にお参りに行きました。
その際、来園者の方にリクエストをいただき、『10/17』という唄と
『ヒョウガ』を唄いました。
その後、サロメンさんのAikoさんがお手持ちのヒョウガの画像と唄を編集してくださり、ツイートの動画となったわけなのです。
※サロメンさん(日本モンキーセンターオンラインサロン【猿分補給】サロンメンバーさんの愛称)
きっかけは本当に様々かもしれませんが、
ニホンザルについて関心を持ってもらったり、その魅力に気づいてもらえたら
こんなにうれしいことはありません。
12月3日は
世界ニホンザルの日
そして、もうすぐたき火の季節だね。