今回はミュラーテナガザルのクリケットが退院後にシロテテナガザルのジャスとの同居を再開したお話をご紹介します。
※どなたでもご覧いただけます。
テナガザル担当の奥村です。こんにちは。
4月中旬に体調不良で入院し、2度にわたる麻酔下での治療を経て
下旬にギボンハウスに戻ってくることができたクリケット。

入院の経緯はこちらから→https://www.j-monkey.jp/jmckeeper/2025/04/18/【tenagram】入院中のクリケット/
退院当日、久々のジャスとの再会を見守りました。
最初はお互いに様子を探るような感じでしたが、しばらくすると
ジャスがクリケットを追い詰めるような行動を始めました。
9年前、異種同居を始めた頃も同様の行動が確認されていたのですが
退院したばかりで体力も落ちているクリケットが心配でした。
1時間ほどするとジャスも落ち着き、2頭で身を寄せ合う姿をみることができました。
その翌日には2頭でデュエットする様子も確認でき、ほっとしました。
今日の犬山は雨でしたが、晴れた日の昼下がりのジャスとクリケットの様子がこちらです。
とりあえず一回はクリケットを回しておかないと気が済まない様子のジャス。
まだまだグルーミングが足りない様子でねだるジャス。
種も違うし、体の大きさも3倍くらいあるオスで、歳は自分の1/3くらい、、、
改めてクリケットの偉大さを感じました。
クリケットが入院している間、ジャスはやはりどことなく元気がない様子でした。

その影響はお隣のフクロテナガザルたちにも

5月21日に24歳の誕生日を迎えるイチゴ
と

12歳のライチ
年齢がダブルスコア姉弟の2頭ですが、
クリケットが入院中は、ほとんどデュエットがみられませんでした。
ジャスとクリケットのデュエットが始まってから歌い出すことが多かったので
そういった影響があったように思います。
クリケットが戻ってきてからは、イチゴたちのデュエットも再開されました。
退院後は前より元気?な様子も垣間みえるクリケットですが

高齢ということもあり、心配は尽きません。
まずは戻ってきてくれて、無事に過ごしてくれていることを喜び、
このまま元気に、仲良く、力強い歌声を園内に響かせてもらえれたらと思っています。

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