本日は12月31日。

大晦日ですね。12月の晦日でもあります。

まぁ、語源を調べますと、三十日（みそか）につながり、新月から新月まで30日であることに由来し、新月の前の日を差す旧暦で使われてきた言葉といわれていますが、現代において晦日は各月の最終日という意味に収まっています。

某蕎麦屋さんで晦日限定のメニューを毎月だしてたので、気になって調べました。

逆に各月の最初の日をさす言葉を調べると朔日という言葉があります。

こちらは某伊勢で有名なお土産を出している和菓子店？餅屋？が朔日限定のメニューを出しています。

朔日の方はまだ買ったことのない土性です。

今回は12月13日に東京まで行ってきたよという報告になっております。

※この記事はどなたでもご覧いただけます。

さてモンキーセンターホームページのニュースでもちらりと出していますが、12月13日に東京大学弥生講堂にてエンリッチメント大賞2025授賞式・受賞者記念講演会に参加してきました！

なぜ表彰していただけることになったのかといいますと、

日本モンキーセンターには有料講座であるモンキーキャンパス受講者の有志で構成されるエンリッチメントサークルというものがあります。

詳しくはコチラをご覧いただければと思いますが、その時のエンリッチメントサークルのメンバーの皆さまには動物たちのエンリッチメントにならないかと、飼育員や学術部のスタッフと相談しながらこれまでも試行錯誤をしていただいておりました。

そんな中2024年度におこなったのが、ヒトの高齢者向けの食品がゴリラに転用できないかという試みでした。

タロウ自身52歳とかなり高齢になってきておりますので、今後体調を崩したりして食欲が低下してしまったり、筋力の低下による嚥下困難になることも想定されました（もちろんそれだけではありませんが）。

そのため、いざそうなってから試すのではなく元気な今のうちにそういった食品を試してそれらを餌として選択するか確認しませんか？高齢者向けの食品でこういったものがあるんです。と、提案を受けたのが2024年度の取り組みでした。

その取り組みの中で試したのがトロミ調整用食品といったとろみをつけたり、嚥下調整食といった粘度を調整されていることで誤嚥がおきにくくするような食品で合ったり、栄養補給に優れた栄養調整食でした。

結果や考察などの詳細は

現在もアフリカセンターの観覧通路で掲示しておりますので、もしよければ覧いただければと思います。

結果を言いますとタロウは全部ぺろりと食べたわけなんですが、その調査が終わって数か月後の12月にタロウが調子を崩してしまいました。

その時に薬を与えることが難しく、ペットボトルで呼ぶことも難しくなった時に活躍したのが、この取り組みの中で試した栄養調整食でした。

いつも与えているものに薬を挟むとそれを食べなかったときにそのいつも与えているものも食べなくなってしまう恐れもありました。

そんな中で、事前に試していた栄養調整食を見せたら近寄ってきて、それに混ぜ込むことで薬を与えることに成功しました。

その一連の取り組みを評価していただき、今回の受賞となりました。

受賞したのは市民と動物園水族館の連携の部分でも活躍された正田陽一先生にちなんで名づけられた「正田賞」です。（詳しくは市民ZOOネットワークのサイトをご覧ください）

市民との連携の部分で高く評価していただいた形となります。

そういった理由もあって12月13日に

東京大学の弥生講堂に行ってまいりました。

その詳細はまた後日報告させていただきたいと思いますが、それが待てないという方はぜひどんな感じであったか話しかけに来ていただければと思います！

今回、東京大学の弥生講堂での発表させていただいた中でも、少しだけ触れさせていただいたり、ニュースの文章でも触れさせていただいておりますが、

今回受賞した背景にあるのは、普段から様々な形で皆さまのご支援いただいており、もともとスタッフと皆さまとの距離も近かったというところもあげられると思っております。

今回受賞したのはご支援いただいている皆さまのおかげです。

普段からご支援賜りましたこと、本当にありがとうございます。

最後に懇親会で出た

タロウの旗付きの稲荷寿司を置いておきますね！

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

それではまた。

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※オンライサロン『猿分補給』では、モンキーセンターのスタッフたちから、

日々いろいろな記事をメンバーの皆さまにお届けしています。

気になった方はぜひ覗いてみてください。

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