「なんで、なんで?」「あのね、あのね!」

明日ゴールデンウイークが最終盤を迎えるますが読者の皆様はどんなゴールデンウイークを過ごしたのでしょうか?大型連休には多くの子どもたちも来園してくれます。ありがとう!!

ちびっ子諸君、動物について気になることがあったら遠慮なく飼育員たちに聞くといい。答えられる範囲(質問内容によっては人類がまだ解明していないこともあるから)で答えてくれるぞ。今のうちに動物のことを聞いておけば夏休みの自由研究が簡単に片付く。こんなことを書く私は夏休みの宿題は7月中に終わらせていた優等生!(先生ごめん実は真面目なんじゃなくて8月をとにかく遊びたい”遊び熱心”)南米館担当の高田です。

さて今回のタイトル「なんで、なんで?」「あのね、あのね!」なんだけど、今年のゴールデンウイーク長期休園前ということ、それに伴うテレビ放送の影響もあって多くの子どもたちが動物たちを見に来てくれる。そして一日一回は子どもたちに「なんで、なんで?」「あのね、あのね!」を聞かれる。それに答えている間にまた別の子が「なんで、なんで?」「あのね、あのね!」が始まるのだから幼稚園や保育園の先生たちはすごいよね。25年くらい前の私もきっと同じようなことを周りの大人にしていたのだろう。そんな「なんで、なんで?」「あのね、あのね!」のいくつかを今回は読者のみんなで共有しよう。

いろいろ質問されたがゴールデンウイークはタマリンやマーモセットのことを聞かれることが多かった。サルの鳴き声というと「ウキーッ」「ウッキッキー」と表現されることが多いけれど、実際はそんな鳴き声はあまり聞かない。マーモセットやタマリンの鳴き声について言えばなおさらだ。動物たちは、あいさつ、怒り、喜び、求愛、攻撃など様々な場面で音声コミュニケーション、鳴き声を使っているよ。

JMCでは7頭のクロミミマーモセットのファミリーを飼育している

マーモセットの鳴き声はまるで鳥のさえずりのように聞こえることもある。タマリンも少し違うが同じようにサルというよりは鳥を思わせるような鳴き声だ。慣れてくるとタマリンとマーモセットの鳴き声の違いが分かる。方言とかのレベルではなく明らかに違う。違いがあるがタマリンはマーモセットの、マーモセットはタマリンの鳴き声を発声することはできないが、理解はしているらしい。

ワタボウシタマリンとクロミミマーモセットの混合飼育
鳴き声は違うが互いにコミュニケーションをとれているようだ

最近、マーモセットが、互いに鳴き声でやり取りする際に個々の「名前」を使っている可能性が明らかになった。これまで、固有の音を使って他の個体を呼ぶことが知られているのは、ヒト、イルカ、ゾウ、そしてオウムくらいだった。

マーモセットのいくつかのペアを互いに近い場所に配置して録音すると、会話の相手に固有の音声ラベル(音の波形)に合わせてサルが鳴き声を調整していることがわかったそうだ。つまりマーモセットの社会では個体それぞれに「名前」のようなものが存在していることが考えられる。

子どもたちもどんどん成長中

サルの言葉を知ることでヒトの言葉の起源を知る手掛かりになる。人類数百万年の歴史をまた一つ解き明かすことになる。そう思えばただ動物が鳴いているのではなく見ている、聞いているものに奥深さを感じることができるだろう。

今回はこの辺で。

日本モンキーセンターでお会いしましょう!

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※オンライサロン『猿分補給』では、モンキーセンターのスタッフたちから、

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気になった方はぜひ覗いてみてください。

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