海とサルのゲストトーク
特別展「海とサルの交わるところ」の開催にちなみ、海やサルにまつわる多様なゲストをお招きしてお話いただきます。参加費無料&事前申込不要ですので、お気軽にご参加ください。
■日程:9/21(日)、10/19(日)、10/26(日)、11/16(日)、11/30(日) 11:00~11:45
■場所:ビジターセンター ホール
■主催:公益財団法人日本モンキーセンター、京都大学野生動物研究センター
■特別協力:船の科学館「海の学びミュージアムサポート」
※友の会のマイメニューをお持ちの方(サポート会員の方、クレジットカード決済で入会された一般会員の方)を対象に、 Zoomを利用したオンライン配信をおこなっています。 マイメニューの「会員特典クーポン」をご覧ください。
>>日本モンキーセンター友の会
「川と生きる上高地のニホンザル」
2025/9/21(日) 11:00-11:45
土橋彩加さん(信州大学)
北アルプスの山々に囲まれた標高約1500mの景勝地・上高地には、厳しい冬を生き抜く野生のニホンザルが暮らしています。気温が―25℃にもなる環境は、ヒト以外の霊長類が暮らす場所の中で最も寒い場所の一つです。ニホンザルは海では海藻や死んだ魚を食べていることはわかっていましたが、近年の調査で、上高地のニホンザルが生きた魚を捕まえて食べることが確認されました。さらに、水生昆虫を食べたり、川を渡ったりと、川と深く関わりながら生活しています。 今回のゲストトークでは、上高地のサルの魅力やニホンザルの魚食行動からわかったこと、そして調査中の冬のエピソードなどをお話します。


「下北半島のサルー自然がほほえむときー」
2025/10/19(日) 11:00~11:45
松岡史朗さん (NPO法人 ニホンザル・フィールドステーション)
関西育ちの私が下北半島に移り住み40年が過ぎました。北国の豊かな自然に抱かれて暮らす数々な生き物。そうした命の輝きの中で、私は世界最北限のサルに魅了されました。 表情の豊富さ、コミニュケーション能力の高さなど、ときどきに表出するサルの心。こうしたサルの心の観察を通して、私自身の心を見つめる機会にもなっていました。「サルを知り、自分を知る」サル観察の醍醐味だといっても過言ではありません。子ザルの成長、雄々しいオス、母系社会など、四季折々の背景で生きるサルの世界を紹介します。


「海とサル:カニクイザルの新天地適応能力」
2025/10/26(日) 11:00~11:45
豊田有さん (京都大学)
内容準備中
「水中考古学からわかる船の進化の歴史:古代エジプト~大航海時代」
2025/11/16(日) 11:00~11:45
山舩晃太郎 (船舶考古学)
内容準備中
「島に住むニホンザル」
2025/11/30(日) 11:00~11:45
鈴村崇文 (京都大学)
宮崎県南部、串間市には「幸島(こうじま)」という小さな島にニホンザルが暮らしています。面積はおよそ32ヘクタールと小規模ながら、日本の霊長類学研究が始まった場所として知られ、1948年に調査が始まって以来、現在まで研究が続けられています。島という特別な環境に暮らすため、サルたちは日常的に海と接しており、その中で魚を食べるといった、他の地域ではあまり見られない珍しい採食行動も観察されています。今回は映像を交えながら、幸島に暮らすニホンザルたちのユニークな生活の様子をご紹介します。

