ミュージアムトーク

日本モンキーセンターの研究スタッフによるトークイベントです。参加費無料&事前申込不要ですので、お気軽にご参加ください。

■日程 : 月1~2回 11:00~11:45
■場所 : ビジターセンター ホール
■対象年齢 : 小学校高学年以上

※どなたでもご参加いただけますが、難易度等は上記に合わせて進行いたします

※第31回より友の会のマイメニューをお持ちの方(サポート会員の方、クレジットカード決済で入会された一般会員の方)を対象にオンライン配信をはじめました(ライトver.は除く)。 詳細はマイメニューの「会員特典クーポン」をご覧ください。
 >>日本モンキーセンター友の会

■2024/7/21(土)、27(土)、28(日) 11:00~11:30
第64回ミュージアムトーク ライトver.
「アフリカ・コンゴの森への旅」
キュレーター 新宅勇太【プロフィール】

野生の霊長類の調査,みなさんはどんな光景を想像するでしょうか? 今回は私が通っているアフリカ・コンゴ民主共和国での大型類人猿ボノボの調査の様子、そして現地の人々や旅路など調査中のあれこれを、写真と映像でご紹介します。

■2024/8/10(土) 11:00~11:45
第65回ミュージアムトーク
「となりのオオサンショウウオ」
附属動物園長 下村実【プロフィール】

オオサンショウウオは皆さんも一度は耳にされた事があるのではないでしょうか? 特別天然記念物に指定されていますので幻の生き物のような感じですが、 実はかなり昔から人間の生活と身近に暮らしていたのです。そんなかれらのお話です。 サルたちが一切出てきませんがご了承願います…

■2024/8/11(日)、14(水)、15(木) 11:00~11:30
第66回ミュージアムトーク ライトver.
「小さなサル:タマリンとマーモセットのはなし」
キュレーター 赤見理恵【プロフィール】

小さな体に小鳥のような鳴き声。南米に生息するタマリンやマーモセットのなかまは、姿かたちも生態も独特です。また、生息地の破壊やペット目的の密猟などにより数を減らしている現状もあります。おりしも8月15日は「国際ワタボウシタマリンの日」。ワタボウシタマリンをはじめ小さなサルたちについてお話します。

■2024/8/12(月祝)、13(火) 11:00~11:30
第67回ミュージアムトーク ライトver.
「小さなサル:タマリンとマーモセットのはなし 骨バージョン」
キュレーター 高野智【プロフィール】

内容準備中

■2024/8/18(日) 11:00~11:45
第68回ミュージアムトーク
「チンパンジーとヒトの骨格をくらべてみよう!」
キュレーター 高野智【プロフィール】

内容準備中

■2024/7/13(土)~15(月祝) 11:00~11:30
第63回ミュージアムトーク ライトver.
「テナガザルの歌声を聞いてみよう!」
キュレーター 綿貫宏史朗【プロフィール】

特別展「音声展」との連動ミュージアムトーク!
“歌うサル”ともいわれるテナガザル。その美しい歌声には、どんな役割があるでしょうか。 特別展で紹介しきれなかった未公開音声も含めて、テナガザルのなかまたちのさまざまな歌声をご紹介します。

■2024/4/21(日) 11:00~11:45
第62回ミュージアムトーク
「豪雪の白山でくらすニホンザルたち~冬季調査参加報告~」
キュレーター 赤見理恵【プロフィール】

石川県側の白山・手取川上流域は深い渓谷が刻まれ、ここに雪が積もると、対岸の白い斜面に茶色いテンテン(サルの群れ)が容易に観察できます。ここでは1960年代から当時日本モンキーセンターの研究員だった伊沢紘生先生らによって調査が開始され、現在も続いています。ニホンザルの野生群がこれだけ長期にわたって調べられているフィールドは貴重です。
豪雪の中のラッセル、雪崩の回避、逆に雪が少なく“黒山”になってしまう問題など、毎年調査に参加しているとさまざまな苦労や発見があります。このミュージアムトークでは2016年から調査に参加している赤見が、白山調査の歴史と、冬季調査体験談をご紹介します。

研究スタッフ プロフィール

伊谷 原一 (いだに げんいち)

京都大学野生動物研究センター・教授、日本モンキーセンター・所長。
林原類人猿研究センターの設立者。京都大学熊本サンクチュアリの初代所長。博士(理学)。
野生ボノボや野生チンパンジーの生態を通じて、人間社会の起源についての研究を進めている。

下村 実 (しもむら みのる)

日本モンキーセンター・附属動物園長。
1965年、大阪府生まれ。近畿大学農学部卒業。海遊館の立ち上げに関わり、以降生物の飼育を中心に20年以上勤務。その後京都水族館・すみだ水族館の立ち上げに関わり、京都水族館館長を経て、2020年より四国水族館飼育展示部長。2024年4月より公益財団法人日本モンキーセンター附属世界サル類動物園・園長に就任。

林 美里 (はやし みさと)

中部学院大学・准教授、日本モンキーセンター・学術部長。博士(理学)。
専門は比較認知発達、霊長類学。主にチンパンジーやオランウータンを対象として、 飼育下と野外の双方で、認知発達や母子関係にかんする研究をおこなってきた。 雑誌「モンキー」と「発達」にて連載を担当している。

高野 智 (たかの とも)

日本モンキーセンター・学術部・キュレーター、2003年3月、京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。博士(理学)。
専門は自然人類学。 京都大学学術調査隊の一員としてケニアでヒト上科化石の発掘調査に従事し、運動器の機能形態を研究してきた。 また、教育プログラムの開発・実践や展示、イベントなどを通して、霊長類や霊長類研究と市民との橋渡しに取り組んでいる。

赤見 理恵 (あかみ りえ)

日本モンキーセンター・学術部・キュレーター。
2000年3月、東京大学大学院総合文化研究科・修士課程修了。東京大学大学院農学生命科学研究科・産学官連携研究員などを経て、2005年4月より日本モンキーセンター学芸員。 専門は博物館学、動物園教育、来園者研究。 日本モンキーセンター附属世界サル類動物園で、「霊長類の魅力をどのように伝えるか」という教育的側面と、 「人々は霊長類をどのように見ているのか」という利用者研究の側面から研究しています。

新宅 勇太 (しんたく ゆうた)

野生動物研究センター・特定准教授、日本モンキーセンター・学術部・キュレーター
2012年3月、京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。博士(理学)。 専門は哺乳類の系統分類学、形態学、博物館学。 形態からみた齧歯類の進化史研究、飼育下の霊長類の形態的変化などを研究する一方で、 コンゴ民主共和国でのボノボの野外調査ならびに保全活動もおこなっている。

綿貫 宏史朗 (わたぬき こうしろう)

日本モンキーセンター・附属動物園部長(学術部・キュレーター兼任)
2012年3月、東京農工大学農学部獣医学科卒業。獣医師。 2012年4月より大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)専属スタッフとして、 国内飼育下類人猿の情報収集・データベース管理や非侵襲的学術研究の推進などの業務に従事。 2019~2020年度の2年間は環境省に出向し希少種保全業務を担当。 専門は動物園学で、動物福祉と両立した個体群管理、飼育史研究、展示論、コレクションプランの確立などに取り組んでいる。特に興味のある動物は有蹄類と鳥類(と霊長類)。

武田 康祐 (たけだ こうすけ)

京都大学野生動物研究センター・特定研究員、日本モンキーセンター・附属動物園部・獣医師。
2019年3月日本大学生物資源科学部獣医学科卒業。獣医師。2019年4月より日本モンキーセンターで飼育と獣医療に携わる。 2024年4月からは大型類人猿情報ネットワーク(GAIN)の業務に従事しつつ学術部としても修業中。 動物・動物園マニアで国内外へ動物を見に行くことが趣味。